治癒のスイッチ

和ハッカ:花言葉「迷いからさめる」
和ハッカ:花言葉「迷いからさめる」

 

標準治療でない方法で病気と向き合うとき

様々な代替療法や食事法などを調べて

実践するのは時間とお金だけでなく

多大なエネルギーも要します。

 

何より治る保証がない中で

(全ての治療法には保証はありませんが)

その道を選ぶのは全て自己責任ですから

とても怖くて勇気のいることです。

 

私は自分の病気がわかったときに

自然治癒力で向き合いたいと思い

どんな代替療法や食事療法がいいのか

体験者の情報を必死に集めました。

 

しかしその時は自分で病気を治す覚悟が

十分でなかったことを後に自覚しました。

 

 

 

 

 

全ての事に通じることですが 

ふたつの結果のどちらに向かうかの分岐点、

つまり症状が回復に舵を切る

ターニングポイント=治癒のスイッチが

入る瞬間があるように感じています。

 

私の治癒のスイッチが入ったのは

201512月に、寺山心一翁さんの講演会に

参加した時だと感じています。

 

 

 

ピンクゼラニウム:花言葉「決心・決意」
ピンクゼラニウム:花言葉「決心・決意」

 

 それまでは前述のように、

「この代替療法なら治る」を求め

「それがわかれば全力で頑張ります」

という心のありようでした。

 

しかしその講演会で寺山さんご自身と

もうおひとり、甲状腺がんを自然治癒力で

治した女性のお話を聞いて気づきました。

 

治った人たちと自分との違いは

「何が自分の病気を治してくれるか?」

という期待ではなく、

「これをやって自分で病気を治す」

という覚悟でした。

 

 

 

 

 

この日私はそれまでの考えを改め

結果がどう出るかわからなくても

自分の決めた方法で、自己責任で

病気と向き合うと心が固まりました。

 

不思議なことにその日を境に現実も動き出し

必要な情報や人との出会いがどんどん繋がり

結果的に腫瘍は縮小し始めました。

 

その時、全力でサポートしてくださった

たくさんの治療家や施術士の方や体験を

惜しみなくシェアしてくださった方、

静かに見守りながら応援してくださった方

そして私の取り組みを心配しながらも

黙って見守ってくれた家族には

本当に心から感謝しています。

 

 

 

 

  当時、先輩施術士から常々

「自分で決めることが大事」

「現実を創るのは自分」

と言われていました。

 

病気だけでなく困難な問題も

これまでの経緯は変えられなくても

明日からの現実は創っていけることを

いま大きな決断に向き合っている人に

思いを寄せながら思い返しています。

 

 

 

 

 

 

乳がん定期検査(26回目) 

 

乳がんの定期検査を受けました。

 

今回、7年近く担当くださった

主治医のH先生が異動されることになり

私の希望を受け入れてくれそうな

都内の乳腺クリニックを

紹介していただきました。

 

今後はこちらで定期的に

検査を続ける予定です。

 

H先生には、2015年に乳がんの

診断を受けてから、結果的に

治療をせずに経過観察をしてくださり

本当に感謝しかありません。

 

 

 

新しいクリニックでの検査結果は

腫瘍の大きさの言及がなかったのですが

エコー検査の結果は前回(2022/3/24)

と変わらないとのことでした。

※経過観察の詳細はこちらに記録しています

 

 

次回は3ヶ月後に

エコーとマンモの予定です。

 

 

 

 

病気とこころの癒し

 

サロン名「Trifolium」は

三つ葉のクローバーの学名に由来します。

 

 

アイルランドを旅したときにシャムロックに

魅了されたことも背景にありますが

 

『 Body・Mind・Spirit 』

 

の関係性とバランスの大切さを

サロン名に込めています。

 

 

私たちが抱える病気や症状

向き合っている問題など

自覚しているものの根底には

Body・Mind・Spiritが関わり合った

複雑な背景が存在します。

 

 

 

 

イメージで表すとこのイラストの

ような感じでしょうか。

 

この三つは互いに繋がって影響しつつ

バランスをとっています。

 

 

 

 

 

どれか一つでもバランス(調子)を

崩すと他のふたつにも影響し

全体はバランスを失います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤い部分のアンバランスは

痛みや症状として出るので

自覚もしやすいです。

 

しかし目に見えない青い部分にも

アンバランスが生じています。

 

たとえば、過去の体験による

心の傷も青い部分が関係し

その影響が症状として

赤い部分に表れたりします。

 

実は青い部分の持つ周波数は

赤い部分の周波数よりも高いのです。

 

そして、周波数は「高→低」と

トップダウン式に影響します。

 

  

つまり青い部分の癒しを後回しにして

赤い部分を癒そうとしても

赤に影響を及ぼしている青の問題が

未解決なままなのです。

 

 

 

肉体レベルの症状はつらいですから

それを優先するのは自然ですが

 

自然治癒力が促されるには

青も癒される必要があります。

 

心や感情、精神、魂など見えない

内側の自分に向き合うことも大切にしたいですね。

 

 

 

 

 

 

病気、こころとからだ①「がんが自然に治る生き方」

 

私が2015年に乳がんの診断を受けて

代替療法で病気と向き合うことを

模索し始めたとき、最初に手にした本

 

「がんが自然に治る生き方」

 

 

 

自然治癒力でがんと向き合いたい

と希望されるクライアントさんにも

お薦めしています。

 

 

著者のケリー・ターナーさんは

ハーバード大学の博士論文研究のために

がんの劇的寛解をとげた世界中の人を

訪ねて取り組みを取材しました。

 

 

その上位9つの取り組みがこの本で紹介されています。

 

 

 

各章の内容は

 

第1章 抜本的に食事を変える

 

第2章 治療法は自分で決める

 

第3章 直感に従う

 

第4章 ハーブとサプリメントの力を借りる

 

第5章 抑圧された感情を解き放つ

 

第6章 より前向きに生きる

 

第7章 周囲の人の支えを受け入れる

 

第8章 自分の魂と深くつながる

 

第9章 「どうしても生きたい理由」を持つ

 

 

 

9項目を見て気づかれるかもしれませんが

具体的・肉体的な取り組みは

第1章(食事)と第4章(サプリ等)のみで

あとは7項目は生き方や選択など

こころ/内面に関するものです。

 

 

こころに関する取り組みや

感情・内面に向き合うことは

食事を見直すことに比べると

どのようにしたらよいのか

わかりづらいかも知れません。

 

 

本書でも、こころに関するアプローチを

行える近くの治療家やセラピストを

是非一度訪ねるように、とあります。

 

 

私自身も先輩施術士をはじめ

催眠療法、瞑想など、内面に関する

取り組みはかなり実践しました。

 

 

私たちのからだとこころは

互いに繋がって影響し合い

切り離すことができない存在です。

 

 

専門家の力を借りて一歩踏み出すと

向き合うべき課題や道筋が見え始め

そこから本当の治癒プロセスが

始まるのだと感じます。

 

 

 

 

 

 

がんと向き合って

 

乳がんと向き合って四年半。

 

振り返ると、がんと向き合うことは

自分の内面と向き合う、ということでした。

 

これまでの取り組みで一番効果的だった

ものは? と聞かれることがあります。

 

がんと向き合う第一歩は、まずは

相手を知ることではないかと思いますが、

この四年半、最終的に私がやってきたのは

自分の内側にある、がんを作りだした

自分(の意識)と向き合うことでした。

 

 

 

 

これは、自分の何がいけなかったのか?

という原因や、悪いところ探しではありません。

 

そもそもがんは、私たちを死なそうと

思ってあらわれたのではなく、

心のありようの何かを変えるための

目覚まし時計だと私は捉えています。

 

 

 

私たちの体内では毎日数千個の

がん細胞が生まれていると言われています。

 

しかし免疫細胞が、がん細胞を

異物と判断して退治するので、

私たちは健康でいられます。

 

これが、生まれ持った自然治癒力です。

 

ところが免疫細胞の働きが弱まると

すべてのがん細胞を退治できなくなり、

長期化するとがんが発症します。 

 

 

 

 

体の振る舞い(病気や症状)は

意識が司っていますが

がんの診断を受ける方は、


自分よりも周囲を優先しがち


自分が我慢してものごとを収める


感情を抑える事が多い


自己評価が低い……


などの意識傾向があるように感じます。

 

そのような意識状態の肉体では

細胞もそのように振る舞い、

自分を守るための免疫細胞が

サボタージュを起こして

「自分を守ることをしない」

といったことも起きてしまいます。


その意識を持つに至った背景には

幼少期の体験や、家族との関わりであったり

自分らしさや感情を抑えつづけてきたりと、

その要因は人それぞれ異なり、

そして幾重にも重なっています。


 

         

 

がんの診断は死を連想させますから、

恐れに飲み込まれそうになります。

 

しかし少し見方を変えると、

この病気は今日明日の命が

脅かされている急性疾患ではなく

時間が与えられています。

 

時間が与えられている意味も踏まえて

どんな治療法を選択するにせよ、

これからをよりよく生きるために

自分を押さえ込んでいないか?

本当は自分はどう生きたいのか?

といったことに意識を向けてみることが

大切だと感じます。


いま診断を受けて悩んでいる方が

がんを通してご自分と向き合い

今後の人生をより豊かなものにして

いただけたらと心から願っています。

 

 

 

 

 

乳がん、定期検査(16回目)

乳がんの定期フォロー検査に行ってきました。

 

三か月ごとに受けている検査ですが

今回も前回と大きな変化はありませんでした。

 

無治療で経過観察している乳がんですが、

腫瘍は4年前と比べて顕著に縮小しています。 

 

診断から今日に至るまでの経過は

ブログがんと自然治癒の記録でも

お伝えしています。

 

4年前に診断を受けた時は、

無治療でがんと向き合うことに

とても恐れがありました。

 

 

同時に、深い部分ではこのチャレンジを

すべきだという何かがありました。

 

いまでこそ、その選択をして良かったと

思っていますが、当時は本当に大きな賭でした。

 

がんに対する世の中の常識に抗う恐れと

何かに導かれている感覚との狭間で

毎日揺れ動いていました。

 

幸い3か月ごとのフォロー検査を継続できたので

腫瘍の縮小を数値的に確認することができ

診断から1年を過ぎた頃には

がんに対する恐れも薄れ、

2年を過ぎた頃にはがんがあることを

意識せずに生活できるようになりました。

 

いまではがんに対する私の見方は

世の中の常識とは全く異なっています。

 

 

 

次回の検査は来年の2月です。

 

 

 

※これまでの取り組みと経緯はブログ「乳がんの私的記録」に綴っています

 

 

 

 

 

乳がん、定期検査(12回目)

乳がんの定期検査に行ってきました。

 

がんの診断から、早いもので3年が過ぎました。

 

3年前、2015年秋に乳がんであることがわかりました。

 

腫瘍の大きさは約2.5センチ。

 

他にも小さな腫瘍が2つ。

 

治療法についてとても悩みましたが、最終的には西洋医学的な治療ではなく代替療法でがんと向き合うことを決めました。

 

それから3年。

 

その間、腫瘍の変化をフォローするために、3か月ごとの検査を続けてきましたが、今日はそのフォロー検査の12回目でした。

 

今回は、通常の超音波検査に加え、腫瘍マーカーのチェックと、がんの転移も視野に入れたCT検査を受けました。

 

結果的にCT検査では転移は認められず、腫瘍マーカーも基準値よりも低い正常値でした。

 ※CEA/2.4、CA15-3/5.8

 

超音波検査の結果も前回よりも縮小し、最大時は25㎜あった腫瘍が、今回の結果では「3.8×3.2×3.8㎜」でした。

(レポート作成時に四捨五入されて「4×3×4㎜」と報告されますが……)

 

 

ようやくここまで来た……、というのが率直な感想です。

 

この3年間、がんという自分の細胞と調和的に共存できたことを本当にありがたく思っています。

 

一時期はこの大きすぎるチャレンジに、「神様、私はこんな大きな課題と向き合えるような人間ではありません。課題を与える相手を間違ってはいませんか?」と心から思っていました。

 

しかしこのチャレンジも、いまでは大きな財産となりつつあります。

 

私にとってこの経験は、がんの常識に反した奇跡を見るためのものではなく、病気という体験を通して自分の内面と深く向き合うためのひとつの手段だったのでしょう。

 

また、こうしてがんと向き合ってこられたのも、私の無謀とも思えるような決意を見守ってくれた友人知人や周囲の環境、巡り合わせなくしてはあり得なかったと、心から感謝しています。

 

私のチャレンジは登山に例えれば八合目あたりでしょうか。

 

今後も今まで通りに自分と向き合いながら、一歩ずつ歩みを進めたいと思います。

 

 

 

次回の検査は来年2月の予定です。

 

 

 

※これまでの取り組みと経緯はブログ「乳がんの私的記録」で綴っています

 

 

 

 

 

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乳がん、定期検査(11回目)

11回目の乳がん定期検査に行ってきました。

 

2015年の秋に乳がんがある事が分かり、担当医師からはすぐに治療に入ることを勧められました。

 

しかし、自身の経験(がん罹患者)やエネルギー療法の施術士という仕事柄、単に腫瘍を取り除いたり薬で消滅させるという西洋医学的な考え方には違和感をおぼえ、最終的には三大療法(手術・放射線・抗がん剤)は選ばす、代替療法で向き合うことにしました。

 

それ以降、三ヶ月ごとのフォロー検査を続け、腫瘍の状態を確認しています。

 

この秋で、がんとの共存も三年になりますが、最大時2.5㎝あった腫瘍は、約5~6㎜ほどにまで縮小しています。

 

今回の検査(当日の速報)では、4月に5.6×7.3×6.6であった腫瘍の5.6㎜の辺が4.8㎜になっていました。

 

腫瘍は通常、奥行きと広がり、高さの三方位を測定するのですが、今回はこの数字しか知らされず、前回と数字的比較が出来ないのですが、エコーの画像を見る限りは前回と大きな違いは見られませんでした。

 

次回の検査は11月。

 

乳がんの診断から三年後の検査となります。

 

 

 

 

※これまでの取り組みと経過はブログ「乳がんの私的記録」に綴っています 

 

 

 

 

 

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乳がん、定期検査(10回目)

更新が遅くなりましたが、4月半ばに乳がんの定期フォロー検査に行ってきました。

 

2015年秋に乳がんの診断を受けて以来、「手術・放射線・抗がん剤」を選択せずに、代替療法でがんと向き合いながら共存してきました。

 

その間、三ヶ月ごとのフォロー検査は欠かさずに続けてきましたが、早いもので今回はその10回目でした。

 

昨年9月の検査でふたつに分れたように見えた腫瘍は、その後わずかですが縮小を続けているように見受けられました。

 

9×8×6  9×5×5(2017/9/25)

9×6×5  8×5×5(2018/1/4)

7×7×6  8×7×5(今回)

 

少しずつ小さくなっている腫瘍。

 

世の中の常識とは反する経過を示している私のがん細胞ですが、それは奇跡でも何でもなく、自発的治癒はがんという相手を知ることから始まるのだと思います。

 

がんと共存して二年半が過ぎました。

 

次の検査は7月中旬です。

 

 

 

 

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乳がん、定期検査(9回目)

乳がんの定期フォロー検査に行ってきました。

 

2015年秋に乳がんの診断を受け、その後はフォロー検査を続けながら代替療法だけで乳がんの退縮に取り組んできましたが、その検査も今回で9回目となりました。

 

前回(2017/9/25)の検査では、それまではひとかたまりだった腫瘍がふたつに分かれたような結果が出ました。

 

この時の検査では、検査技師は腫瘍がふたつ(大きな腫瘍が縮小してふたつになった)という見方をしましたが、主治医はふたつの間にある不明瞭な部分も含めて端から端までを測定するべきとの見方でした。

 

果たして腫瘍は縮小しているのか否か?

 

がん細胞の活動の方向性は今回の検査で明らかになると思っていました。

 

 

 

検査結果は以下の通りでした。

(ふたつに分かれた大小の測定結果です。単位:㎜)

 

    9×8×6     9×5×5(2017/9/25)

9.3×5.6×5.4 7.9×5.0×5.1(2018/1/4)

 

 

 

また、今回受け取った2017/9/25の報告書では、

 

「前回(2017/6/5の検査)この2つのものが連続するように観察されていた。今回は2つのように見え、やや小さくなっているような印象を受ける」

 

とありました。

 

 

 

一時は10円硬貨よりも大きかった腫瘍が、今はやや長めの小豆大になっていました。

 

今回の検査結果をまた一歩前進と捉え、次の検査に向けて引き続き日々できることを続けていきたいと思います。

 

 

 

次の検査は4月中旬です。

 

 

 

 

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乳がん、定期検査(8回目)

2015年の秋に乳がんの診断を受けました。

 

腫瘍は大小3つ認められるので、まずは乳房全摘手術が必要との医師の見立てでした。

 

その後の経緯は定期的にアップしてきましたが、私は三大療法(手術・放射線・抗がん剤)は受けずに、代替療法でがんの自然退縮に取り組んできました。

 

その取り組みも、まもなく2年。

 

その間、三ヶ月ごとのフォロー検査を続けながら、今も乳がんと共存しています。

 

今回はその定期検査の8回目です。

 

今回の検査では、腫瘍に大きな変化が認められました。

 

  

 

これまでも腫瘍はゆっくり退縮を続け、最大時で2.5センチあった腫瘍は前回(2017/6/5)の検査では約1.8センチとなっていましたが、今回の検査画像を見ると、この図のように、全体が縮まってふたつになったような状態でした。

 

そのふたつの間には正常な細胞(腫瘍と認められない組織)ができていて、右側のものは影が薄く、ひとまとまりの腫瘍と判断されなかったため、結果的に腫瘍が急速に縮小したような数値となりました。

 

 

前回との検査結果の比較です。

 

17.5×12.5×12.2(前回)

  8.2 × 8.7 × 6.3(今回)

 

 

乳がんは外から手で触れて確認することができるがんなので、自分でも常に状態をチェックしていましたが、最近は輪郭がだいぶぼやけた印象で、以前よりも腫瘍を見つけにくく感じてはいました。

 

過度の期待は禁物ですが、私としては今回の結果を、また一歩前進ととらえています。

 

今後も今まで通りに自然退縮への取り組みを続けながら、三ヶ月ごとのフォロー検査で腫瘍の変化を見守りたいと思います。

 

次回の検査は年明けの予定です。

 

 

 

乳がんフォロー検査の経過を更新しました(2017/9/25)

 

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乳がん、定期検査(7回目)

昨日は三ヶ月ごとの乳がんのフォロー検査の日でした。

 

乳がんの診断を受けてから三大療法を受けずに、生活改善と代替療法で自己治癒に取り組んでから一年半が過ぎました。

 

前回の検査結果と、腫瘍の大きさを比較すると、

 

16.8×13.7×13.2(前回)

17.5×12.5×12.2(今回)

 

この3ヶ月の変化は、ほぼ横ばい~やや縮小。

 

腫瘍の広がりはスクリーンの画像を検査技師が目で見て測定するので、数ミリ以内の数字の増減は誤差の範囲ですが、腫瘍は最大時で25ミリあったので、その頃に比べると随分と縮小しました。

 

私たちのがんの「常識」は、「手術・放射線・抗がん剤による治療をしなければ、がんは徐々に増大して、やがては死に至る」というものですが、この一年半の取り組みと、いわゆる「常識」から外れた多くの症例を鑑みると、本当にがんという病気は発症したら悪化の一途をたどるのかという疑問が湧いてきます。

 

私もがん告知後に情報を集めて知ったのですが、実際にはこの「常識外」でがんが治った人達は、想像するより遙かに多いのです。

 

がんの治療法や、がん検診キャンペーン、有名人のがん闘病のニュースなどは、新聞やテレビ、ネットなどで勝手に情報が入ってきます。

しかし逆の情報、つまり「常識の外で治った人達」の情報は、意識的に集めないと入っては来ません。

 

その情報を得るためのセンサーをONにすることで、今まで知らなかった現実を知ることになります。

すると、当たり前と思っていた常識が変わるかもしれません。

しかし同時に、私達に備わっている治る力のすごさに気づくことができるでしょう。

 

西洋医学的な治療を受けている人も、自然療法でがんと向き合っている人も、統合医療で取り組んでいる人も、自分の中の治る力に気づき、がんへの恐れを手放すことができた時、治癒への新たな道すじが見えてくるでしょう。

私もがんの寛解へ向けて、その道の半ばにいます。

 

次回の検査は9月下旬です。

 

 

 

乳がんフォロー検査の経過を更新しました(2017/6/5)

 

 

 

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自発的治癒

エキナセア。北米先住民の薬草としても知られるハーブ
エキナセア。北米先住民の薬草としても知られるハーブ

私が好きな言葉のひとつに、「自発的治癒」という言葉があります。

 

アンドルー・ワイル博士の著書のタイトルでもある

"spontaneous healing" の訳語です。

 

"spontaneous" は、その現象などが強制されることなく、外からの力によるものではなく起こることを意味します。

 

「自発的治癒」は、自然治癒力や自己治癒力と同義ではありますが、私たちの心も体も精神も、あらゆる面で日々(今この瞬間も)少しずつ良くなっていることを、うまく表している言葉のように思います。

 

 

 

 

参考図書のところでもご紹介している、ワイル博士の「癒す心、治る力」の中で、博士が「現代医学・代替療法のいずれを選ぼうと、がんになった人にぜひ実行してほしい一般的なルール」として伝えていることがあります。

 

 

【がん患者がするべきこと】

◇がんはたとえ初期で限局性のものでも、治癒系の衰弱の表現であり、全身病である。したがって、患者は身体的・精神的・感情的・霊的なすべてのレベルで改善を行い、全身の健康状態と抵抗力を向上させるようにこころがけなければならない。

 

◇そのためには、最小限、以下のことを守っていただきたい。(第二部九章(中略)の)食生活の改善、定期的な運動の実行、抗酸化作用のある栄養補助食品の摂取、強壮的なハーブ、とくに免疫強化作用のあるハーブ類の使用、治癒系のがん阻止機能を助けるようなイメージ法の習得、両親・子ども・配偶者などとの関係の修復。その他、治癒が起こるために必要と思われる生活上の改善はなんでも実行すること。

 

◇がん治癒の経験者、できれば自分と同じタイプ、ステージのがんが治った人を探しだすこと。治癒にかんする本などを読み、自分の治癒力にたいする自信を深めること。

 

◇治療家であると同時にヒーラー(癒す人)である人を探しだすこと。

 

 

自発的治癒は、私たちの肉体がその役目を終える瞬間まで、あらゆる面で良くなろうと機能し続けています。

しかし、それを阻むものが(生き方や心の在り方をも含みます)、その機能を低下させると、結果として病気や症状となって表れます。

 

つまり、自分にとって好ましくない問題が起きたり、肉体面に症状として表れた時は(それががんであっても)、その問題を厄介なものとして処理・攻撃するのではなく、己の内に向き合うべきものがあることを知らせているのでしょう。

 

乳がんの診断を受けた時はこれを理屈でしか理解できませんでしたが、がんの意味やメッセージと向き合い、己の内面に目を向けた時、がんの自発的治癒が始まったのだと感じました。

 

 

 

※がんと自然治癒の記録、更新しました(2017/5/4)

 

 

 

 

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がんの治療法を決める(2)

ゴールデンウィークも後半に差し掛かりました。

この時期になると思い出すのが、8年前のゴールデンウィークです。

その時私は子宮頸がんの治療や予後について、連日朝から晩まで情報収集していました。

 

同じ年の4月上旬に子宮頸がん切除のための手術を受けました。

しかし退院して最初の受診の際に、主治医から追加の手術や治療が必要かもしれないと告げられました。

その時に、どのような治療になるのか、おおよその説明を受けました。

 

正式な検査結果は連休明けの予定でしたが、私は結果が“黒”だった場合に備えて、主治医から説明された治療法でいいのか、他の可能性はないのか、また予後や再発の可能性など、次の受診日までにできる限りの情報を集めました。

 

日本での標準治療について調べた後に、同じステージの場合のアメリカでの治療について調べてみました。

興味深いことに、アメリカの標準治療は日本とは異なっていました。当然、患者への侵襲性の違いも生じます。

更にリンパ節郭清に伴うリンパ浮腫患者への教育や術後ケアも、日本と海外とでは異なり、日本はかなり遅れていました。

医学が進歩しながらも、がん医療に差があることに驚きました。

 

また、私が手術を受けた2009年の数年前までの「標準治療」は、子宮頸がん摘出手術では(進行によりますが)卵巣も摘出されていました。転移の可能性を排除するためです。

しかしそれから数年後には、子宮頸がんのがん細胞が卵巣に転移するのは稀であることがわかり、その後の「標準治療」では卵巣を温存するようになりました。

 

手術にしても放射線治療にしても抗がん剤にしても、副作用や後遺症を伴いますし、がんは取り除けても、後遺症やQOLの低下は生涯にわたって自分が抱えていかなければなりません。

つまり、たとえ日本で「標準治療」とされる治療法を選んだとしても、それはあくまでその時点での標準であって、医師から提示された治療法を最終的に選択するのは自分なのです。そして選択には責任が伴います。

 

私が当時出来る限りの情報を集め、その治療が納得のいくものかを検討したのは、がん医療で有名な病院で勧められた治療を受けるのも、その病院で受けるのも、その主治医に受けるのも、すべては自己責任と考えていたからです。

 

連休が明けて5月の半ばに再度受診すると、断端陽性(がん細胞が切除した部分に留まっていない状態)のために、やはり追加治療が必要だと告げられました。

 

幸い今もこうして元気でいるのは当時の治療のお蔭であり、医学の進歩があったからだと思っています。

しかしその進歩の陰には、残念ながら命を繋ぐことが出来なかった女性たちと、その家族の悲しみがあることもまた、決して忘れることはできません。

 

医学が日進月歩というのは、医学がまだ未成熟だからと言いかえることも出来るでしょう。

 

西洋医学を否定しているのではありません。

必要な人や必要な場面は多々あります。

 

しかし、一度目のがん治療とその後遺症を体験して、がん治療について考えた、そして生じた疑問が、いまの取り組みに繋がりました。

 

 

がんの治療法を決める(1)

 

 

※がんと自然治癒の記録、更新しました(2017/5/2)

 

 

 

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がんの治療法を決める(1)

セッションルーム入り口にあるウエルカムプランツは、いまデイジーが咲いています。
セッションルーム入り口にあるウエルカムプランツは、いまデイジーが咲いています。

 

最近、がんの診断を受けたけれど、西洋医学的な治療は受けずに経過観察をしたり、代替療法で治癒に取り組んでいる、という方たちとお会いする機会が増えてきました。

 

その方たちに共通して感じるのは、とてもクリアなエネルギーをお持ちなことです。

 

それは、「がん=不治の病」という集合無意識から離れたところに意識があることが大きいのではないかと、勝手に想像しています。

  

がんの診断を受けると、誰でも「死」という言葉を連想するものです。

 

  

 

半月前に仲間入りしたのは「ウィリー」という種類のアイビーです。次々葉を出してくれる元気印さんです。
半月前に仲間入りしたのは「ウィリー」という種類のアイビーです。次々葉を出してくれる元気印さんです。

 

「A+B=C」

 

A:がん

B:時間経過

C:死

 

これは、がんという病気に対する世の中の常識でしょう。

 

私たちの心身は集合無意識に大きく左右され、それが潜在意識を支配し、結果的に日常の思考だけでなく、肉体の振舞いをも左右します。

 

そのため、この方程式が成り立ってしまうと、意識の深い部分で恐れを手放せなくなり、すぐに治療に入らなければ進行して死に至る、というスパイラルに陥ることになります。

 

しかし、これは私の体験からも言えることですが、恐れや不安を手放し、治療法を自己責任で選んで決めることで意識は変わり、「がん=死」というスパイラルから抜け出す第一歩となります。

 

先ほど触れた方たちも、これまでお会いしたてきたがん自然治癒体験者の方たちも、この常識を手放して、がんは恐ろしいものだという意識から抜け出て、集合無意識とは異なる意識レベルにいるのではないかと思います。

 

西洋医学か、代替療法か、無治療か……

 

どれがベストで、どれが間違っているということではなく、自分の深い部分と向き合い、病気や症状のメッセージに気付くことが、本当の意味での治癒の第一歩なのだと思います。

 

 

がんの治療法を決める(2)

 

 

 

 

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乳がん、定期検査(6回目)

昨日は乳腺外科の定期検査の日でした。

今回も順調な経過をたどっており、ほっと一安心。

 

結果は、3つある腫瘍のうち、一番大きなもの(最大時で25ミリ)が、

 

前回(2016/12/5) 20×19×12

今回(2017/3/6)  16.8×13.7×13.2

 

と、ありがたいことに今回も縮小に向かっていました。

 

ただ、超音波検査は技師により数ミリの測定差があり、また当日の数値は仮のもので、追って詳しく評価されるので、2~3ミリじわりと増えることもあります。

そのあたりも考慮して、結果は、横ばい~縮小というところでしょうか。

 

しかし、3つの数値(広がり×高さ×奥)が、仮のものでもすべて2センチを切ったのは初めてなので、がんの自然退縮へ向けて大きく一歩前進したような、そんな嬉しさがありました。

 

最終的な数値がでましたら、またがんと自然治癒の記録のページにアップします。

(こちらは更新が追い付いていなくてごめんなさい)

 

 

 

乳がんの診断を受けてから早や一年半が経ち、三ヵ月ごとの検査も今回で6回目です。

 

手術も放射線も抗がん剤治療もせずにフォローを認めてくれる病院は、まだまだ多くはないでしょう。

また、それを医師に頼むのも容易なことではなく、代替療法でがん治療に取り組む人が抱える問題のひとつでもあります。

 

私も最初の頃は、「治療(三大治療)をせずに、このまま検査を続けるのは、こちらとしてもできません」と主治医から言われていました。

 

しかし今は、「こういった症例は初めてなので」と理解を示してくれるようになり、今のところは三ヵ月ごとの検査を続けることができています。

 

代替療法や統合医療の可能性が広がる一助となれば嬉しいです。

次回、7回目の定期検査は6月上旬の予定です。

 

 


※これまでの取り組みと経過はブログ「乳がんの私的記録」に綴っています 

 

 

 

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がん、治った人たち

東京は日中、春のような暖かさでした。

 

急ぎの仕事もなかったので、散歩がてら久しぶりにドルチェと吉祥寺のスタバへ行きました。

テラス席は多くの人で賑わっていて、皆さん考えることは同じですね。

 

寒い日が続いていたので、心も体も縮こまっていましたが、今日の気温はまるで春がやってきたようで、厳しい状況の先には必ず喜ばしいことがやってくるのだなぁと、ふと思いました。

そう思ったのも、昨日参加したイベントのせいかもしれません。

 

昨日は、「がん治っちゃったよ、全員集合!」という催しに行っていました。

これは、メッセンジャーという雑誌を発行している杉浦貴之さんとお仲間が主催している、がんサバイバーのイベントで、今回で10回目で東京(関東)では初の開催でした。

 

北は北海道から、南は長崎まで、会場には400人近い人が集まっていて、その多くが辛く厳しい時期を乗り越えたがんサバイバーたちです。

 

 

 

 

このイベントは出演者のひとり、寺山心一翁さんとのご縁からつながったものですが、寺山さんご自身も腎臓がんの末期で余命いくばくもない状態から、自ら病院を出て自宅に戻り、誰にも教わらずにご自分の感覚で治癒に必要なことを手繰り寄せ、結果的にがんを克服し、以来30年以上再発せずに元気に過ごされています。

 

他にも多くのサバイバーから奇跡と称されるような話を聞くことができましたが、それは決して奇跡ではなく、がんもその他の病気も、治る力は己の中にあるのだと改めて思いました。

 

がんは進行すれば「死」がイメージされ、治療法も悪いものを取り除くか叩く「手術・放射線・抗がん剤」が標準になっています。

もちろんそれで治る人もいるので否定するわけではないのですが、病気の成り立ちを考えた場合、根本的な解決になっているのかと考えると、やはり疑問が残ります。

 

出演者のひとりで、がんの統合医療をご自身のクリニックで行っている消化器外科の船戸医師が、こう言っていました。

 

 

2人に1人ががんになると言われているがそれは間違い。

2人に2人。100人いれば100人ががんになっている(がん細胞は日々発生している)。

 

しかし人は本来治るようになっている。

それは自然治癒力があるから。

病気(がん)になるのはそれを邪魔するから。

 

その「邪魔」しているものは、食事に問題がある人もあれば、何らかの生活習慣かもしれないし、心の在り方かもしれない。

問題は人それぞれ異なるが、何かしら生き方を変える必要があることを病気が知らせている。

それに気づき、本来あるべき生き方に向かえば、治る力=自然治癒力により病気は姿を消していく。

 

 

「治る力は己の中にある」ことを知り、それを実現させる人たちが増える時代に、これからはなっていくでしょう。

このようなイベントの機会が増えて、このことが多くの人に届いてほしいですし、いつか伝える側になれたらと思った一日でした。

 

 

 

 

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