季節と旧暦と

 

早いもので立春も過ぎ

春の日差しを感じる日が

増えてきました。

 

先日とても素敵な贈り物を

いただきました。

 

一見お干菓子のようですが、左上から

松、梅、桜……

 

一年十二ヶ月の季節の草花を

かたどったお香です。

 

季節感を感じにくくなった

現代の暮らしですが

和菓子や着物など昔からの

ものの中に日本の四季を見つけると

とても豊かな気持ちになります。

 

 

 

 

 

今年の立春は23日でしたが

一日早いのは124年ぶりとのこと。

 

現代の暦の都合のようですが

いつか太陰太陽暦の暮らしを

してみたいと思っています。

 

江戸時代まで使われていた不定時法は

日の出日の入りが昼と夜の境。


季節により時の長さは変わり

自然のサイクルの中で暮らす。


そして時刻は時の鐘が知らせてくれる。

 

現代社会で採用したら国際ビジネス

において大混乱でしょうけれど()

 

でも生き物である私たち人間に

この暦は実は一番あっている

時の流れなのかもしれないですね。

 

もし昔の暦に再びもどっても

ゴーンと鳴り響く鐘に代わって

便利なアプリが時を告げるだろうと

ちょっと現実に引き戻されつつ

お香の香りに包まれながら

便利と自然の狭間を想いが

行き来するのでした。