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早いもので立春も過ぎ
春の日差しを感じる日が
増えてきました。
先日とても素敵な贈り物を
いただきました。
一見お干菓子のようですが、左上から
松、梅、桜……
一年十二ヶ月の季節の草花を
かたどったお香です。
季節感を感じにくくなった
現代の暮らしですが
和菓子や着物など昔からの
ものの中に日本の四季を見つけると
とても豊かな気持ちになります。
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今年の立春は2月3日でしたが
一日早いのは124年ぶりとのこと。
現代の暦の都合のようですが
いつか太陰太陽暦の暮らしを
してみたいと思っています。
江戸時代まで使われていた不定時法は
日の出日の入りが昼と夜の境。
季節により時の長さは変わり
自然のサイクルの中で暮らす。
そして時刻は時の鐘が知らせてくれる。
現代社会で採用したら国際ビジネス
において大混乱でしょうけれど(笑)
でも生き物である私たち人間に
この暦は実は一番あっている
時の流れなのかもしれないですね。
もし昔の暦に再びもどっても
ゴーンと鳴り響く鐘に代わって
便利なアプリが時を告げるだろうと
ちょっと現実に引き戻されつつ
お香の香りに包まれながら
便利と自然の狭間を想いが
行き来するのでした。