京都観光(2)

写真:龍安寺サイトより

前回に引き続き、京都の町歩きです。

 

日にちが前後しますが京都初日。カンファレンスに合わせて前日入りしていたので、この日は龍安寺まで足を延ばしました。

ここは華やかなスポットではありませんが、京都に来ると訪れたくなる寺院です。

 

龍安寺は石庭で有名ですが、作庭目的や石の意味などには諸説あり、その謎はいまだに明らかになっていないようです。

わたしは星座の説などがお気に入りで、空想の中で自分が地中にもぐって星に見立てた石を見上げるのが面白く、何時間でも見入ってしまいます。

 

龍安寺はこの石庭と、方丈の裏手にある光圀からの寄進とされる蹲(つくばい)が有名ですが、境内の大きな池をぐるりと囲む散歩道も美しく、季節ごとの風景を楽しめます。

 

 

 

普賢菩薩像/伊藤若冲筆(相国寺蔵)
普賢菩薩像/伊藤若冲筆(相国寺蔵)

そして日付は飛んで東京へ帰る日。伊藤若冲展を開催中の相国寺承天閣美術館へ行きました。

 

若冲生誕300年記念ということで東京でも特別展が開催されていましたが、連日長蛇の列とのニュースに諦めていたところ、京都でも展示があると知り、こちらはすいているだろうと期待して向かいました。

 

ホテルから美術館まで歩いて20分。

開館時間の10分前に到着すると、待っているのは3名の先客のみでした。午前10時の京都の気温にすでに汗だくですが、来てよかったです。

 

今回展示の動植彩絵はコロタイプ印刷と呼ばれる世界的にも希少な技術を用いたものだそうですが、作品から伝わる迫力は期待以上で、若冲の天才ぶりがうかがわれました。

 

また、年に一度公開される相国寺蔵の釈迦三尊像が今回展示されていたのは嬉しい驚きでした。特に普賢菩薩像は以前から一度観てみたい作品だったので、思わぬめぐりあわせに感激です。 

 

 

 

 

さてさて、いよいよ東京へ戻りますが、その前に京都駅で旅の締めくくりに生菓子とお抹茶をいただきました。これにて京都観光終了。

 

今回10年ぶりの京都でしたが、公私ともに充実の5日間でした。

 

東京に向かう新幹線の中で早くも次の京都訪問プランを思いめぐらしていましたが、それは町の魅力もさることながら、今回一緒に過ごしたお仲間との楽しい時間があったからこそと、その余韻を味わっていました。

 

 

 

 

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京都観光(1)

 

 

7月2日、3日に京都で開催されたボディートークカンファレンスの終了後、延泊して京都観光を予定していました。

東京組ボディートーカーの皆さんと4名で、楽しみにしていた大人女子の京都修学旅行です。

 

 

まずは朝食をいただきに瓢亭へ。

名物の朝粥です。

 

瓢亭を訪れるのは10年振りでしたが、ひょうたん型の器に盛り付けられた美しいお料理と、葛あんをかけていただく白粥、お店の設えや気持ちのよいサービスに、大満足のスタートとなりました。

 

 

 

朝食の次は瓢亭の隣にある無鄰菴へ。

ここは、目白の椿山荘を作庭したことで知られる山縣有朋の別荘で、水が引き込まれたみごとな庭園を散策することができます。

日本庭園としては小ぢんまりとした敷地に思われますが、傾斜の取り方や植樹、水路など、巧みな設計によって奥行きを感じる見事な作りとなっています。 

 

 

無鄰菴を堪能したあとは青蓮院へ向かいました。

粟田御所とも呼ばれるここは外国人観光客も多く、建物も庭も素晴らしかったです。

 

 

青蓮院にも大満足のわたしたちでしたが、京都の暑さはなかなか厳しく、近くの「茶寮都路里」でちょっとひと休みとなりました。

 

ここは抹茶を使った甘味が人気だそうなので、せっかくですから白玉クリームゼリーあんみつとお抹茶のセットに挑戦。日頃この手のものはあまりいただかないので食べきれるか心配でしたが……

 

余裕で完食です。

甘さが上品で美味しかったです。

 

 

 

休憩が終わって、高台寺へ。

秀吉とねね様のお寺です。

 

午後2時。

このあたりから暑さで観光気分も影を潜め、これ以降ほとんど写真がありません(笑)

 

このあと、掌美術館に立ち寄り、そしてハイアットリージェンシーでまたまたお茶休憩。

充電を終えて二条寺町通りでお店巡りを楽しみ、夕食へ向かいました。

 

朝から一日、日本庭園の数々を堪能して、あたらめて日本文化の素晴らしさに感動しました。

 

夏には夏の良さが、そしてその他の季節にはまた違った美しさがあることでしょう。

季節を変えてまたゆっくりと見て回りたいです。

 

こうして振り返ると、暑さ厳しい盆地の京都を、朝から精力的に観光した大人女子たちですね。

夏の暑さにも負けずに頑張った甲斐あって、楽しく充実した、思い出の修学旅行となりました。

 

 

 

 

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BodyTalk カンファレンス in 京都

写真:京都平安ホテルより
写真:京都平安ホテルより

7月2日と3日の両日、BodyTalk Japan Association の第1回メンバーズカンファレンスが京都で開催されました。

 

アメリカで創設されたボディートークは、2006年に日本に紹介されて今年でちょうど10年になります。

その節目の年に、北海道から沖縄まで、全国から100名のメンバーがこのカンファレンスに集いました。

 

 

 

 

 

 

カンファレンスは、京都御所の向かいにある京都平安ホテルで行われました。

 

このホテルは日本庭園がとても美しいのですが、アメリカの日本庭園専門誌が選ぶ、2015年日本庭園ランキングの4位に選ばれたそうで、なんと4年連続トップ5入りしている庭園なのだそうです。

 

カンファレンス開催中は朝から晩まで予定があり、残念ながら庭をゆっくり散策する時間はありませんでしたが、休憩時間に外に出て、テラスにしばし腰を下ろしてみました。

 

芝生をぐるり囲む木々が運ぶ風は冷房で冷えた体に優しく、静かな庭園に響く池のカエルのコーラスは、耳の緊張を緩ませてくれます。

次回は時間を忘れて、のんびりとこのテラスで過ごしたいものです。

 

カンファレンスは、わたしも催眠療法の講座でお世話になった萩原優先生による基調講演をはじめ、ボディートークジャパンの10年の歩み、ボディートーク症例発表、セミナー、各種講演、懇親会などなど、すばらしい学びと、笑いと涙と感動につつまれていました。

 

そして、充実したこの2日間を全国のメンバーと共有することができて、とてもよい思い出となりました。

 

 

 

 

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