年の瀬

師走は時間が経つのが本当に早いですね。

今年もあとわずかとなりました。

 

この一年は皆さまにとってどんな年でしたか?

 

素晴らしい一年だったと言える人も、やり残したことがあると振り返っている人も、すでに気持ちは新しい年に行っている人も、様々な気持ちで年の瀬を迎えていることと思います。

 

わたしにとって2016年という年は、生涯忘れることのできない、劇的な一年となりました。

 

詳しくはいずれまたお話したいと思いますが、人生が変わるとはこういうことなのかというような重く貴重な経験をし、それにより価値観もガラリと変わったように思います。

 

わたしたちは誰でも、喜びに満ちた、幸せで心安らいだ日々を過ごしたいと望むものですが、時には争いに巻き込まれたり、信じていたものに裏切られたり、失敗や後悔を味わったり、大切なものを失ったり、心身を病んだりします。

 

そんなことは起きないに越したことがないように思いますが、この二元性の世界では、闇を見ることで光を知り、悲しみを味わうことで慈愛を学び、そしてその学びを通してわたしたちは成長するのでしょう。

 

 

・・・(略)

最後に振り返ると、あなたにもわかるはず

結局は、全てあなたと内なる神との間のことなのです

あなたと他の人の間のことであったことは一度もなかったのです

 

 

これはマザーの有名な言葉ですが(全文は下記に)、わたしは何かあるといつもこの言葉を繰り返し、なぜその出来事が起きたのか、自分は何を問われているのかを考えるようにしています。

 

そして過ぎると、自分に起きた出来事や周囲との間に生じた事は、結局は自分の内面の葛藤や偏った考えの表れでしかないと気づかされます。

 

 

 

この一年はこのマザーの言葉をいつも以上に意識した年でもありました。

そして、やはり過ぎれば、すべては良きことのために起きているのだと感じます。

 

 

2016年も終わりに近づいていますが、この一年の学びに心から感謝しつつ、新たな年を迎えたいと思います。

来年はまた新しいことにチャレンジするつもりです。

健康に関する事、共に暮らす動物に関する事なども、より有益な情報をお届けしたいと思います。

 

今年一年、どうもありがとうございました。

皆さまに良き年が訪れますことを願っております。

 

 

 

 

 

 

あなたの中の最良のものを
Give the world the best you have

 

人は不合理、非論理、利己的です

気にすることなく、人を愛しなさい

 

あなたが善を行うと

利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう

気にすることなく、善を行いなさい

 

目的を達しようとするとき

邪魔立てする人に出会うでしょう

気にすることなく、やり遂げなさい

 

善い行いをしても

おそらく次の日には忘れられるでしょう

気にすることなく、し続けなさい

 

あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう

気にすることなく、正直で誠実であり続けなさい

 

あなたが作り上げたものが、壊されるでしょう

気にすることなく、作り続けなさい

 

助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう

気にすることなく、助け続けなさい

 

あなたの中の最良のものを、この世界に与えなさい

たとえそれが十分でなくても

気にすることなく、最良のものをこの世界に与え続けなさい

 

最後に振り返ると、あなたにもわかるはず

結局は、全てあなたと内なる神との間のことなのです

あなたと他の人の間のことであったことは一度もなかったのです

 

マザー・テレサ

 

 

 

 

 

 

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ホールオペラ

先日、今年初のホールオペラを観に行きました。

 

オペラというとなんとなく難しそうだし、お値段も高いし、とかく敷居の高い印象がありますが、ホールオペラはチケットも通常のオペラに比べると随分と身近な価格で楽しむことができますし、最近は上演の機会もずいぶん増えてきました。

 

ホールオペラと普通のオペラとの違いですが、通常は幕ごとに大掛かりな舞台セットが置かれ、出演するメインの歌手はもちろん、コーラス陣も手の込んだ衣装で登場します。

また演奏家たちは舞台手前の低い位置(オーケストラピット)で演奏します。

 

一方、ホールオペラは舞台の上にオーケストラが構え、舞台セットはオーケストラの手前の小さなスペースでテーブルやいすなどの小道具が使われる程度。

歌手はそこで演技したり、時にはオーケストラのまわりや客席の通路など、自由に動いて演技することもあります。

 

歌手の衣装も、舞台衣装で登場することもあれば、ガラコンサートのような正装の場合もあり、こちらも公演によりまちまちです。

 

このように、大掛かりな舞台装置やそれに伴うスタッフの人件費、衣装経費等がかからない分、チケットはかなりお安くなります。

 

しかし、演奏や歌、物語の展開は通常と全く同じですし、舞台セットや衣装がない分、視覚的な情報が少なくなるので、観客の想像力の中で物語が進行する部分もあり、オペラを観慣れた人にとっては違った楽しみ方ができるのもホールオペラの魅力のひとつです。

 

今回の演目はモーツァルトの「コジ・ファン・トゥッテ」でした。

Così fan tutte :コシ・ファン・トゥッテと表記されることも)

 

女性の心変わりを描いた物語で、主な登場人物が6名と少ない点もホールオペラ向きの作品と言えます。

 

しかし、モーツァルトの作品でよく上演される「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」「魔笛」と比べると、物語のスケール感や華やかさがやや控えめな印象は否めないかもしれません。

また、幕も90分が2幕の構成で、はじめてのオペラ鑑賞にお勧め……、とは言いがたいのですが、二重奏などのアンサンブルが占める割合が多く、とても美しい作品です。

 

この作品はDVDでしか観たことがなかったので、ぜひ一度ホールで鑑賞したいと思っていました。

先にも書きましたが、視覚的な情報が少ない分、歌手の歌唱力や表現力がストレートに伝わって来るので、想像の映像を膨らませながら観ていました。

 

余談ですがこの作品。最初はサリエリに依頼が来ていたそうです。

サリエリが作曲したらどんな作品になっていたのか、ちょっと観てみたい気もします。

 

今回は久しぶりの生オペラでしたが、やはり劇場で楽しむ音楽はいいな、としみじみ思いました。

また次の機会が今から楽しみです。

 

 

 

 

 

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