一年以上腰フラが続いていたシロちゃん。
以前もBefore/Afterをアップしましたが
自分のバランスで立つのが難しく
裏掘りで脚を上げるのも容易ではなく
長いこと削蹄も出来ずにいたそうです。
昨年末からTタッチワークを続け
状態は少しずつ改善していましたが
ようやく、人が身体で支えながらですが
削蹄が出来たそうです。
しかし日々の裏掘りで
右後肢がなかなか上げづらく
やはり人が身体で支えながらの
作業をしているそうです。
ポニーと言えどやはり大型動物ですから
安全な方法ではないけれど致し方なく、
ということなのでしょう。
昨日Tタッチセッションに伺ったときに
試しにボディラップを巻いて裏掘りを
してみました。
するとシロちゃんは何のためらいもなく
右後肢をスッと上げてくれて
まわりで見ていた人たちがビックリ!
Tタッチのボディラップとは
伸縮性のあるバンテージを
身体や特定の部位に巻いて用いる
Tタッチのツールです。
ラップはとても優しい圧で巻きます。
テープの力で弱い部分を補うのではなく
巻いた部分を意識させることで
身体をうまく使えるようにしたり
集中力を高めるサポートをします。
また、障害飛越や馬場馬術など
競技馬にはより望ましい身体の
使い方をできるようにサポートしたり
痛みや緊張の軽減にも役立ちます。
ボディラップについては改めて
お話させていただきたいと思いますが
シロちゃんの変化を牧場長にご報告したら
「この間は放牧場で襲歩していたよ」と!!
シロちゃんには毎回驚かされますが
馬が回復する可能性や治癒力は計り知れず
そのお手伝いができるツールがあるのは
何より嬉しいことと、馬たちの変化を
見るたびに思います。
愛犬ドルチェ
来週17歳と6ヶ月になります。
だいぶ動きもゆっくりになり
身体もかたくなってきて
コケることも多くなったし
伸び~をしなくなったし
目も耳も……
マイナスなことを挙げれば
キリがないけれど
自分でトイレに行けて
お散歩にも行けて
調子がいいと走ったり
食欲も旺盛だし
本当にありがたいです。
4年前に腎不全の診断を受けましたが
ありがたいことに数値は安定していて
元気に過ごしています。
どんなことをしているのか
時々お尋ねいくださるのですが
ドルチェにしているのは
腎臓のケアを含めて……
・手作り食(薬膳をちょっと)
・テリントンTタッチ
(ボディワーク、グラウンドワーク)
・ボディートーク
・ヒーリー(波動機器)
・鍼灸治療(中獣医さんに隔週)
・お灸(ホームケア)etc.
お腹を冷やさないように数年前から
腹巻きは必須アイテムです。
足腰が弱ってきてからは
床にはヨガマットを敷きつめています。
いろいろ試しましたがヨガマットが
グリップが効いて一番合っていました。
こちらはテリントンTタッチの
ツールのひとつ「ボディラップ」
曲がり角や足元が不安定な場所で
バランスを崩してコケることが
増えたので、お散歩の時や
室内でワークする時に巻きます。
巻き方を試行錯誤して
今はこの巻き方が良い感じで
コケるのが減りました。
ボディラップはたくさん巻き方が
あるので目的別にまたご紹介しますね。
食べるのが下手になったり
トイレの失敗をしたりもあるけれど
少しのサポートと日々のケアで
今後もハイシニア期を穏やかに
過ごしてくれたら何より嬉しいです。
お世話になっている中獣医さんを
はじめ、支えてくれている方達にも
感謝の気持ちでいっぱいです。
標準治療でない方法で病気と向き合うとき
様々な代替療法や食事法などを調べて
実践するのは時間とお金だけでなく
多大なエネルギーも要します。
何より治る保証がない中で
(全ての治療法には保証はありませんが)
その道を選ぶのは全て自己責任ですから
とても怖くて勇気のいることです。
私は自分の病気がわかったときに
自然治癒力で向き合いたいと思い
どんな代替療法や食事療法がいいのか
体験者の情報を必死に集めました。
しかしその時は自分で病気を治す覚悟が
十分でなかったことを後に自覚しました。
全ての事に通じることですが
ふたつの結果のどちらに向かうかの分岐点、
つまり症状が回復に舵を切る
ターニングポイント=治癒のスイッチが
入る瞬間があるように感じています。
私の治癒のスイッチが入ったのは
2015年12月に、寺山心一翁さんの講演会に
参加した時だと感じています。
それまでは前述のように、
「この代替療法なら治る」を求め
「それがわかれば全力で頑張ります」
という心のありようでした。
しかしその講演会で寺山さんご自身と
もうおひとり、甲状腺がんを自然治癒力で
治した女性のお話を聞いて気づきました。
治った人たちと自分との違いは
「何が自分の病気を治してくれるか?」
という期待ではなく、
「これをやって自分で病気を治す」
という覚悟でした。
この日私はそれまでの考えを改め
結果がどう出るかわからなくても
自分の決めた方法で、自己責任で
病気と向き合うと心が固まりました。
不思議なことにその日を境に現実も動き出し
必要な情報や人との出会いがどんどん繋がり
結果的に腫瘍は縮小し始めました。
その時、全力でサポートしてくださった
たくさんの治療家や施術士の方や体験を
惜しみなくシェアしてくださった方、
静かに見守りながら応援してくださった方
そして私の取り組みを心配しながらも
黙って見守ってくれた家族には
本当に心から感謝しています。
当時、先輩施術士から常々
「自分で決めることが大事」
「現実を創るのは自分」
と言われていました。
病気だけでなく困難な問題も
これまでの経緯は変えられなくても
明日からの現実は創っていけることを
いま大きな決断に向き合っている人に
思いを寄せながら思い返しています。
【Tタッチワンド】
馬とTタッチワークする際に
様々な道具を使います。
Tタッチリードや長いロープ、
体に巻くバンテージやワンド等々……
もし私が、その中でひとつだけ
選ぶとしたら「ワンド」を
手に取るでしょう。
ワンドはドレサージュ用の白い長鞭で
普通の長鞭より少し長く硬さもあります。
ワンドは、馬の体をストロークしたり、
褒めるときに優しく撫でたり、
方向を指し示したり、合図を送ったり……
といった使い方をします。
咬む、蹴るなど高い反応性を
見せる馬とワークするときも
ワンドは心強い道具です。
手で触れることは出来ない馬も
ワンドは受け入れることが多いのです。
体をストロークすることで
全身の感覚や意識を再認識したり
リーディング時に明確で優しい
合図を伝えることもできます。
馬とTタッチのワークを重ねるほどに
ワンドの素晴らしさを実感しています。
「鞭」という言葉を聞くと私たちは
痛みなどネガティブな連想しますが
まるで魔法の杖(ワンド)のような
優しくパワフルなこのツール。
呼び方を変えるだけで私たちの
意識まで変わるのもまた
ワンドの効果かも知れません(笑)
※馬のTタッチ、セッションモニター(無料)募集中です。
お気軽にお問い合わせください。
馬のTタッチ練習会を開催しました。
当日は、Tタッチプラクティショナーコース受講者から馬のオーナさん、馬のケアをしている方、乗馬クラブにお勤めの方等々、様々な方がご参加くださいました。
Tタッチには様々なツールがあります。
これは、ボディラップといって
伸縮性のあるバンテージです。
体に意識を持たせたり
集中を高めたり
効果的に体を使うサポート等
様々な効果があります。
写真はフィギュア8ラップ。
姿勢や歩様が変わります。
頭部に巻くヘッドラップ。
リードロープを咬む癖があり
ヘッドラップを巻いてみました。
落ち着きがない、頭絡付けが
難しいといった馬にも効果的です。
※他にも様々な効果があります
Tタッチリードを使ってリーディングや
グラウンドワークをします。
Tタッチリードを使うことで
馬とのコミュニケーションが
より明確になります。
白い長鞭はとても大切な
Tタッチツールの「ワンド」です。
手の延長として使ったり
方向を示したり、馬に合図を
送ったりします。
ビーラインというリーディング
方法でのグラウンドワーク。
馬のバランスや自信を育み
同時にハンドラーが力で
コントロールする意識を
手放すことができます。
人馬双方にたくさんの気づきを
もたらします。
テーミング・ザ・タイガー。
馬がその場で静かにバランスを
もって立つことを学びます。
獣医師の診察、装丁師の作業を
受けるのにも役立ちます。
お天気にも恵まれて
楽しく学び多い一日となりました。
ご参加くださった皆さま
ワークをご一緒してくれた
お馬さんたち
ありがとうございました。
※馬のTタッチ、セッションモニター(無料)募集中です。
お気軽にお問い合わせください。
シロちゃんの跛行の経過です。
2022年末からTタッチを始めて
数回のセッションでずいぶんと
改善がみられました。
後脚に意識が戻り
外転もかなり改善して
後駆が安定してきました。
全体的にバランスが整い
何よりシロちゃんの
表情が変わりました。
ワークは
全身へのTタッチ
ボディーラップ
グラウンドワーク
をフィードバックを
見ながら行いました。
跛行は一年以上続いているので
必要な時間をかけて
自然と回復していくのが
望ましいですが
少しのサポートで
動物が自らバランスを取り戻す
潜在能力の凄さをシロちゃんが
見せてくれて私も驚いています。
大型動物は身体機能の低下で
難しい選択をせざるを得ない
時がありますが
シロちゃんのケースが
新たな選択肢を見せて
くれていると感じます。
また経過をご報告しますね。
※馬のTタッチ、セッションモニター(無料)募集中です。
お気軽にお問い合わせください。
Tタッチさせていただいている
「コミュニティーガーデン森馬」さん。
昨年、養老馬支援を目的に
埼玉県東松山市にオープンしました。
写真のお馬さんはこの場所を
作るきっかけとなった「シロちゃん」
シロちゃんは推定で20歳過ぎ。
2021年の秋、放牧中に急に
後肢にふらつきがでたとのこと。
これまでのお仕事ができなくなった
から「出す」という考えにはなれず
この場所を開く計画が進められたそうです。
コミュニティーガーデン森馬
https://www.instagram.com/comigamoriva/
*** *** ***
そのシロちゃんに昨年12月末から
Tタッチのボディーワークを
させていただいているのですが
森馬さんがビフォーアフター動画を
アップしてくださったので
ご紹介させていただきます。
(オリジナル動画はInstagramなのですが、このブログには貼り付けられない形式のため、YouTubeにコピーしたものを貼っています)
あけましておめでとうございます。
新しい一年が始まりましたね。
昨年は新しいことを始めたり
長年の思いが叶ったり
嬉しい出来事も色々ありました。
一方、日常の出来事を通して
その必然性を自身に問い
自我の葛藤と向き合う
日々でもありました。
そんな日々の連続で
あまりこちらでの発信が
出来ないことが気になっていましたが
今年は何か小さな喜びや
少しでもお役に立つような
発信ができたらと思いっています。
相変わらずのんびりな更新に
なるかも知れませんが
ふと思い出した時に
立ち寄っていただけたら嬉しいです。
本年もよろしくお願い申し上げます。
早いもので今夜は大晦日。
振り返ると一年は
本当にあっという間ですね。
今年は公私ともに変化の
多い年となりましたが
家族と愛犬と共に元気に
年の瀬を迎えられることを
何よりありがたく感じます。
※写真は先日我が家に
お迎えしたシクラメンです
毎年冬になると母と
花農家さんにお邪魔して
シクラメンを選ぶのが
恒例となっています。
愛犬ドルチェもいつも
同伴させていただくのですが
奥様がドルチェに
「いくつになったの?」
などといつも暖かく
迎えてくださいます。
母が高齢に、ドルチェが
シニアになってからは
今年も皆元気で来られた
ことに感謝と安堵を感じます。
11月に17歳の誕生日を
無事に迎えたドルチェ。
さすがに身体面の衰えは
ありますが、食欲旺盛で
元気にお散歩も楽しんでいます。
年齢的に色々と心配になる
ことも多いですが
彼女はいつも「いまここ」
にいて、この瞬間を
楽しんでいるようです。
いまテレビでは紅白が
終盤を迎えています。
この一年お世話になった皆さま
ご縁を頂きました皆さまに
心よりお礼申し上げます。
この一年いろいろな
ことがありましたが
新しい年が調和的な
年となりますよう、
一人ひとりの内側が
平安でありますよう
願っております。
愛犬の散歩で通る道。
その道沿いにある住宅の
駐車スペースに
イスが二脚置かれていました。
雨の日でも大丈夫な
屋外用のものに見えます。
背もたれに何か貼ってあって
「ちょイス」
と書いてあります。
誰でも座っていいのかな?
という雰囲気です。
近づいて見てみると
「どなたでも、ご自由にどうぞ」
とあります。
町中のちょい掛けイス
ということなのでしょうか。
帰宅して調べると
練馬区のまちづくりの
活動のひとつ、とありました。
散歩の途中にちょっと
腰を下ろしたりできるし
高齢の方などにも
すごく嬉しいですね。
ご自宅のスペースを
まちの皆さんに提供して
くださるお気持ちに
あたたかな気持ちになった
一日でした。
今年の4月から日本で初めての
「馬のためのテリントンTタッチ
プラクティショナーコース」が
始まりました。
開催を7年間待ち続けた
待望のこのコース。
日本での開催は難しいのでは?
と思っていたので
この機会にワクワクと緊張が
入り交じる思いです。
テリントンTタッチは
動物に対して力や矯正ではなく
優しさと理解をもって向き合います。
動物の観察を行いながら
Tタッチのアプローチの中から
今どのようなサポートが最善かを
彼らのフィードバックを受け取りながら
馬と一緒にワークします。
馬はペットと異なり経済動物のため
人を乗せたり、様々な仕事をします。
そのため肉体的な負担や
昔の怪我の再発など不安要素を
抱えていることも珍しくありません。
また、過去の不適切な扱いの
体験によるトラウマから
人間との関係性に不調和が
残ったままの馬もいます。
Tタッチのワークでは
肉体的な問題から心の問題、
行動問題まで、様々なツールを
用いて馬が体と心と精神のバランスを
取り戻すサポートをします。
現在は機会があれば遠方へも
出かけて行って、馬たちと
ワークをしています。
馬が変わっていく様子は
本当にいつも多くの感動があります。
そのようなお話を今後少しずつ
ご紹介していけたらと思いますので
馬のケアにご興味おありの方や
馬や動物が好きな方に
お付き合いいただけましたら幸いです。
※馬のTタッチ、セッションモニター(無料)募集中です。
お気軽にお問い合わせください。