2017年もあと数時間で終わろうとしています。
今日は、公私にわたり関わりのあった動物たちのことを振り返って、この一年を締めくくりたいと思います。
年明け、チームメンバーとして参画しているアニマルプロジェクトが始動しました。
5月には念願だったアニマルアクセスセミナーを開催することできました。
来年はより多くの地域にアクセスセミナーを届けるために、チーム一同準備を進めています。
7月にはDebby Potts先生を招聘する機会にも恵まれました。
デビー先生は個人的にも尊敬している動物のプロフェッショナルのひとりですが、彼女の動物観や長年の経験を多くの方たちとシェアできたことはとても喜ばしいことでした。
11月には山中湖で開催されたテリントンTタッチのプラクティショナーコースにドルチェと参加しました。
プラクティショナーになるには早くてもあと3年近くかかりますが、新たな学びを始められる環境にいることをありがたく思っています。
プライベートでは、「またいつか乗りたい」と思いつつ離れていた乗馬を長いブランクを経て再開することができました。
その後の経緯は時折ブログに綴ってきましたが、若い頃にやめていなければ随分と上達していたんだろうな……、と時々残念に思うこともあります。
しかし動物の仕事に携わり、生き物の見方が変化したことで馬に対する考え方が昔とは大きく異なっていたことは、ブランクの巧妙の言えるのかもしれません。
再開してからは時間を見つけては乗馬クラブに足を運び、馬たちの傍で心満たされるひとときを過ごしました。
感覚とバランスで馬上にいるということがどれほど癒やされることかを、昔は気づいていなかったように思います。
馬のヒーリングパワーに触れてから乳がんの退縮が一気に加速したのも、決して偶然ではないと感じています。
今年は本当に多くのことを公私にわたって動物から教わりました。
動物先生たちには今年も心から感謝です。
さて、我が家の娘は先ほど私に丸洗いされてふわふわの手触りになり、年越しそばも食べて新年を迎える準備が整いました 。
今年もドルチェを可愛がってくださってありがとうございました。
新年も皆さまにとって心身健やかに、実りある一年になりますことを願っています。
どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。
早いもので2017年もあと一週間となりました。
今年も喜怒哀楽、色々なことがありましたが、私にとってこの一年のテーマは大きくふたつありました。
ひとつは動物に関すること、そしてもうひとつは乳がんの自然退縮のことです。
今日は乳がんを振り返ります。
2015年の秋に乳がん診断を受け、その後の経過はブログやがんと自然治癒の記録に綴ってきましたが、勧めらた治療法に違和感を感じて迷い悩んだ結果、私は代替療法を選択しました。
当初2.5㎝あった腫瘍は、今は幸いにも1㎝を切りました。
がんは「手術・放射線・抗がん剤」のいずれか(または複数)の治療をしなければ悪化するというのが常識とされていますから、私の症例は例外とか奇跡などと言われたりします。
病気の経験は、人生と同じように登山のようなものだと感じています。
治癒に向かってどの治療法を選ぶかは、山頂へ向かってどの道を選ぶのかと通じていて、そしてそれは人それぞれ異なります。
絶対も正解もありません。
ところが、がんなど大病を乗り越えて山頂(治癒)にたどり着いた人は、自分のたどった道を勧めたくなるもので、それが人情でもあります。
その気持ちはとてもよくわかりますし、私も以前は早くがんを寛解させて、がんは西洋医学でなくても治る病気だということを多くの人に伝えたいと考えた時期もありました。
どんな体験も無駄なことはなく、人生で起こるすべては必然だと言われています。
そして、極(=思考の偏り)があれば対極を引き寄せ、葛藤を通して魂の成長の機会が与えられます。
その学びの登山道は人それぞれで、ガイド役は自分だけです。
自分の内面と深く向き合ったとき、内なるガイドは道を示してくれるのだと知ると、自分の体験を他の誰かに勧めて手を引いて行くのではなく、その必然を理解し、選択を尊重する随伴者でいるのが大切なのだと感じます。
乳がんという私の登山はそろそろ終盤かもしれませんが、また新たなチャレンジが待っているのでしょう。
次はどんな山なのか、山頂からはどんな景色が見えるのか。
楽しみでもあり不安でもありますが、大変な課題も過ぎればギフトとなりますから、これも魂の学びと思って、また一歩ずつ道を選んで進んで行きたいと思います。
がんを通して、今年はそんなことを考えた一年でもありました。