右巻き、左巻き

前回、京都でのことを投稿してから早やひと月。

すっかり時間が経ってしまいましたが、今日は京都番外編です。

 

無鄰菴のきれいに管理された中庭の芝に、とても可愛い花が咲いていました。

螺旋状に花をつけていてとてもチャーミングで、見つけて上機嫌になりました。

 

初めてみる花でしたが、ネジバナ、ネジクサなどと呼ばれる植物だそうです。

その構造がユニークでよくよく観察すると、空に向かって伸びる螺旋が右巻きと左巻きのものがあるのです。

 

亜種の違い? 雌雄に関係?

 

 

調べてみると、右巻きか左巻きかは染色体性の遺伝子によるらしく、中には螺旋状にならない直線型の変異体もあるのだそうです。

学名(属名)の「Spiranthes」が、「speira(螺旋)+ anthos(花)」を意味するギリシャ語に由来しているとのことで、和名のネジバナもその通りですね。

 

螺旋のことを調べていて、ふと、ツルを巻くアサガオはどうなのかしらと、こちらも気になり調べてみると、アサガオは全て右巻きなのだそうです。

同じ植物なのに、いろいろなのですね。 

 

昔からどうでもよいことが気になってしまい、そうなるとそのままにしておけなくて、そんな性分は子どもの頃から変わっていません(笑)