昨夜、ベッドに入ってからのことでした。
夢だったのか、いわゆるゾーンの状態だったのか、ふとある映像が浮かびました。
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私はとても広い部屋にいます。
実在の場所ではないけれど、いつも暮らしている現実世界の象徴であることが直感でわかりました。
遠くに、普段関わりのある人や動物の気配を感じました。
私は自分のいる部屋をぐるり見渡します。
目の前には白い壁があり、そこには梯(はしご)がかかっています。
梯は天井まで届いていて、見上げると天井には穴が空いています。
梯はその穴を貫いて上の階に繋がっているようでした。
私はゆっくりとその梯を登っていきます。
天井の穴に近づくと、上の階から光が漏れているのがわかります。
そのまま上がっていくと、階下よりも明るいフロアに出ました。
その明るさは今まで見たことのない明るさで、そこは私の知らない世界でした。
しばらくすると、光の向こうから馬が群れを成して集ってきました。
馬たちはとても軽やかな印象で、怖さはなく、むしろ祝福されたような感じさえしました。
その中から一頭の馬が目の前に現われました。
私がその馬に乗ると、馬はペガサスとなり飛び立ちました。
私は天国に向かっているのだろうか?
しかしどうやらそうではなく、どこか新たな場所に向かっているようでした。
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そんな映像でした。
私は日頃、幻想的な夢を見ることはなく、どちらかというと人間くさいというか、滑稽な夢も少なくないのですが、この夢(映像)はまるでファンタジー映画のようでした。
本当に夢だったのか、瞑想のように潜在意識につながった状態で見たものだったのかはよく分からないのですが、とても美しい光景で、心が温まり、嬉しくなりました。
いつも年末は一年を振り返って印象に残ったことを綴るのですが、今年は初夢ならぬ年の瀬に見たこの映像があまりにも印象的だったので、個人的な体験ですがここに残しておきたいと思います。
今年も公私ともに、多くの出会いやご縁に恵まれました。
大切な友人達と共に過ごし、様々なことを共有することができました。
馬や犬等、動物たちとかけがえのない時間を過ごすことができました。
それら全てに感謝です。
そして、私が体験したあらゆる事に、つらく苦しいことも含めて、振り返ると全ての体験に成長させてもらったことをありがたく思います。
今年もどうもありがとうございました。
どうぞよいお年をお迎えください。
※イラストについて
フリーでイラストを描いていらっしゃるokudonさんの書かれた「Happy Holiday」という作品です。
イラストにはこんな説明が添えられていました。
「クリスマスの日に 女の子が傷ついた本をなおしてあげると、主人公のペガサスが本から飛び出して女の子をおとぎの世界へ連れ出します!・・・そんなイメージです」
女の子……というのがちょっと恐縮しましたが(笑)、とてもかわいらしい絵だったので使わせていただきました。
来年もokudonさんにとって素敵な一年となりますように。
昼過ぎから、クリスマス用の精油を調合していました。
明日の出張アロマ講座でクリスマス石けんに使うものです。
十種類の精油をブレンドして、クリスマス・プディングやオレンジ・ポマンダーを思わせる、暖かくちょっとスパイシーな香りに仕上げます。
オレンジは3種類使って奥行きを……
クローブをもう少し足してシナモンとのバランスを……
微調整してはイメージに近づけようとあれこれ工夫していたら、さすがに嗅覚が疲れてきたので、写真の「こひつじcoffee」でひとやすみ。
先日、私の通う乗馬クラブへ体験乗馬に来てくださったKさんからのお土産です。
コーヒー通のKさんのセレクトなので期待も高まりながら淹れます。
さて、一口。
あらっ美味しい♪
ちょっとお店のサイトをのぞいてみると、
「スペシャルティーコーヒーの中から、さらに厳選されたコーヒーで、プレウォッシュを行い……」
私には難しくてよく分かりませんが、香り高く芳醇で、とろりとした口当たりだけれど、雑味がなくすっきりとした味わいでした。
(本当に分かっているのかしら???)
とにかく美味しくいただいて、癒しのひとときとなりました。
ちなみに、今日はこひつじブレンドをいただきました。
ラムブレンドは、最初はお酒のラム??? なんて想像しましたが、大人のひつじということですね(笑)
こひつじよりダークローストなのでしょうか?
他のブレンドも楽しみです。
コーヒーのアロマでホッとひと息。
嗅覚もリフレッシュしたところで、クリスマスのブレンド精油を仕上げましょう。
Tタッチのアプローチのひとつに「ボディーラップ」があります。
体に巻く伸縮性のバンテージで、包帯のように見えるので「怪我?」とよく聞かれますが、いえいえ、そうではないのです。
百聞は一見にしかず、で自分に巻いてみると効果を実感……となるのですが、動物に自ら意識を持ってほしい体の部位に巻くことで、意識が弱くなっていた体の部分を再認識し、動く際に体を上手に使えたり、脚の運びが改善したり、恐怖心を和らげるといった効果が、ボディーラップにあります。
また、この写真の馬と同様多くの馬が首に緊張をためていますが、その緊張の緩和にも有効です。
この黒鹿毛さんは、馬場に出るととてもよく運動するそうですが、馬房に人が近づくと過剰に反応したり口が出たりするとのことで、クラブの方からご相談がありました。
まずはデビー先生による馬の顔相の観察です。
耳の形や付き方、額の幅、鼻面の形、口の形や長さ、鼻などに、その馬の性格が表れるので、それらを総合的に見てワークを行います。
また、昔から「名は体を表す」と言いますが馬も例外ではなく、名前の持つイメージや意味合いに馬の性質が近づくのだそうです。
名前を聞いたときに私たちが思い浮かべるイメージのエネルギーが動物に伝わるとのこと。確かに犬にも同じ事が言えるように思います。
なので、イメージが怖かったりネガティブだったりする場合は、改名するか、それが難しい場合はだれもが笑顔になるようなニックネームを付けてあげるとよいそうです。
命名って、大切ですね。
この栗毛さんも顔相をみながら、気になる行動にどうアプローチできるか、ワークに協力してもらいました。
彼は、脚立(踏み台)を怖がるという問題があり、観察をすると平均的な馬と比べて目が引っ込んでいるので、通常より視野の制限があることが想像できました。
実際、頭の周辺に近づくものに対してかなり過敏に反応します。
デビー先生の誘導で全員で観察して、この栗毛さんに何が有効か考えました。
私も中に入ってワークさせてもらいました。
タッチのアプローチから入り、頭部にラップを巻いて、自分の体の境界線を再認識させて、境界線の外側の世界には過剰に反応する必要はないことを知らせます。
次に馬場に出てグラウンドワークを行いました。
刺激に対して、過剰に反応する必要のない「許容範囲」を少しずつ広げて、脚立に近づけるように段階的にワークしていきました。
最終的には、当初お悩みだった状況をクリア!
この栗毛さんも自信が持てたことと思います。
私もこのワークの時にリーディングをさせていただき、とても勉強になりました。
これは、私のリクエストでやっていただいたもので、馬がハミをどのように感じているのかを人間が体感するワークです。
もうこれを体験すると、随伴の大切さはもちろん、力強く手綱を使うことは出来ないと実感します。
もっともっと拳を柔らかくしなくてはと大反省(>_<)
頭絡があればできるので、とてもオススメの方法です。
こちらは、先輩プラクティショナーと偶然おそろいのTタッチポロシャツだったのが嬉しくて、ツーショットをお願いした、番外編写真です(笑)
あっという間の4日間のワークショップ。
まだまだ書き尽くせませんが、今回WSで学んだことを日頃の馬との時間や、動物たちとの時間にいかしたいと思います。
また来年3月の開催が今から楽しみです。
Tタッチ・プラクティショナーコースから帰宅して中一日。
今度は那須へ向かいました。
目的は、「那須トレーニングファーム」で行われた馬のTタッチ・ワークショップへの参加です。
ここは、シドニーオリンピック日本代表の広田龍馬さんの乗馬クラブです。
広田さんもTタッチが大好きで、ご自身の馬にもTタッチを行っているそうです。
今回も広田さんやスタッフの皆さん、クラブの馬たちの協力を得てワークショップがスタートしました。
私が持っているのは、「ワンド(杖)」というもので、馬のTタッチには欠かせない道具です。
ドレサージュ用の白い長鞭ですが、グリップの所も全部白く、これを使ってリーディングします。
長鞭は通常、騎乗時に副扶助として用いますが、このワンドの使い方はちょっと異なります。
方向を示す、馬を褒める、馬の体に意識を持たせる、停止の合図などに使います。
白という色にも意味があって、馬が認識しやすいのだそうです。
写真の栗毛さんもちゃんと見ていますね。
このワンドと、Tタッチリードを使ってリーディングやグラウンドワークを行います。
この写真、馬に乗る方は私が右側からリーディングしているのにお気づきのことと思います。
これを乗馬クラブでやったら、すぐに先生に呼び止められますよね。
馬はいつも左からリーディングされて、左から乗られるので、体のあらゆる部分のアンバランスを生じやすいそうです。
この馬も左加重で、左前肢に上体を乗せるように立ち、首は左にカーブしていました。
馬も犬も、人間がいつも同じ側だけに立つと、その反対側の腰を痛めることが多いので、グラウンドワークで体のバランス改善を促すことはとても大切になってきます。
馬の体に巻いている包帯のようなものはボディーラップです。
伸縮性のあるバンテージを巻くことで、馬自身に自分の体を認識させ、体全体をちゃんと使えるように促します。
またボディーラップは反応性の高い馬に、過分に反応しなくてもいいことを体感させるのにも有効です。
Tタッチのグラウンドワークでは、横木で組んだラビリンスを使います。
体の柔軟性やバランスを養い、さらには自制心や自信を持たせることにもラビリンスは威力を発揮します。
「こんなの、効果あるの?」と思うかも知れませんが、脚の運びや姿勢、表情など、馬がどんどん変わっていくのがわかります。
これまでのWSでも驚くような変化を沢山見てきて、まるで魔法のように思えましたが、ワンドの名前の由来も、魔法の杖のようだから「鞭」ではなく「ワンド(杖)」と呼んでいるのだそうです。
ワンドとTタッチリードでのリーディングワークはソフトなシグナルでもちゃんと馬に伝わるので、馬とのコミュニケーションを実感できる魅力的なワークです。
リーディングしている写真を撮っていただくと、私はにやけていることが多いのですが、本当に楽しくて楽しくて、それがそのまま顔に出ているようです(笑)
普段クラブでのリーディングも立ち位置や体の使い方は意識していますが、Tタッチリードとワンドを使ったリーディングは出来ないので、ワークショップでのこの時間はまさに至福の時です。
後半に続きます。
アップが遅くなりましたが、11月に山中湖で行われたTタッチのプラクティショナーコースに参加してきました。
今回はコース3回目。
開催場所は今年も山中湖ドッグリゾートWoofです。
昨年泊まった部屋は山中湖側だったので富士山が見えず、今回は奮発して(笑)、富士山側の部屋を予約しました。
ところが連日の曇り空や雨模様で、なかなか富士山がお出ましにならず、この写真はようやく晴れ間がのぞいた時のものです。
今回も初めての犬のセッションの見学や、様々なワークを行いました。
昨年に引き続き、シロハラインコのセッションを見せていただきました。
鳥の反応、とても興味深かったです。
この鳥さん。
前回に比べて心の面でも豊かになったような印象で、飼い主さんとの絆も更に深まっているように感じました。
私は普段、犬と馬にしか関わる機会がないので、様々な動物へのセッションはとても新鮮で勉強になります。
館内にはクリスマスツリーが飾られていたのでドルチェとツーショット。
二人の目線がバラバラで、なかなか同時にカメラ目線になりませんでした~(笑)
この翌週に13歳になったドルチェ。
実は出発の前の週に少々体調を崩し、一緒に行けるか心配していました。
幸い回復に向かっていたので同行させて、デビー先生や先輩プラクティショナーの方からも、ドルチェのためにできるワークを教えていただきました。
滞在中もケアを続け、おかげさまで元気に6日間を過ごすことができました。
富士山パワーもたっぷり頂いて、週発前よりも元気になって帰ってこられてホッとしています。
プラクティショナーコースも(順調に行けば)これで折り返しとなり、少しずつ卒業試験が視野に入り始めて気持ちも引き締まります。
次回のコースは来年3月の新潟です。
宿泊施設の関係でドルチェを連れて行けないので、また来年のWoofに一緒に行けるように、元気に過ごしたいと思います。
さて、山中湖から帰って翌々日からは、Tタッチの馬WS in 栃木です。