ずっと気になっていた映画
『今日もどこかで馬は生まれる』
を観てきました。
![写真「netkeiba.com」より](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sa855dbad20459ba5/image/icbc3a75a9f07f92f/version/1565121704/image.png)
私たちがイメージする馬と言えば
競馬で走るサラブレッドではないでしょうか。
サラブレッドは競走馬になるために
人間の計画により交配され誕生します。
この映画は、サラブレッドの誕生(生産)から
生涯を閉じるまでのドキュメンタリー映画です。
![写真「photolibrary」https://www.photolibrary.jp](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=470x1024:format=jpg/path/sa855dbad20459ba5/image/if6d3df09235c9f3a/version/1565118835/image.jpg)
競走馬になるために
年間約7,000頭のサラブレッドが生まれ
同数ちかい馬が食肉センターに行きます。
多くが天寿を全うする前に
生涯を終えているのが現状です。
サラブレッドの生涯に関わるのは、
生産者
育成者
馬主
騎手
調教師
厩務員
競馬関係者
競馬ファン
乗馬クラブ
屠畜(食肉センター)
養老牧場
引退馬協会……等々
関係者の多くがサラブレッドの現状に
「割り切るしかない」
「ずっと悩むしかない」
「何が一番いいか、答えはない」
と葛藤しています。
![写真「photolibrary」https://www.photolibrary.jp](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=470x1024:format=jpg/path/sa855dbad20459ba5/image/i1ca896f053c15edb/version/1565119528/image.jpg)
この映画が素晴らしいのは
この中の誰ひとりをも
悪者にしていないところ
ジャッジしていないところです。
馬の置かれた現状に
悲しみや憤りを感じて
原因を探して誰かを責めても
分離や対立を生むだけです。
私自身も19歳で馬と関わり始め、
ブランクを経てまたいま馬に関わっています。
経済動物と言われる馬たちは
犬猫などのペットと異なり
自分の飼育費を稼がないと
命をつなぐことが難しい生き物です。
![写真「photolibrary」https://www.photolibrary.jp](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sa855dbad20459ba5/image/i5abe458e8f02c7c2/version/1565119166/image.jpg)
私は昨日、乗馬クラブで元競走馬に乗り
明日はホースケアをしているクラブで
馬たちのお世話を通して馬と関わります。
彼らの幸せや生きる権利について
私自身も未だ答えに行き着いていません。
私に言えるのは
奇蹟の確率で私の前にいてくれる馬たちに
「いま目の前にいてくれてありがとう」
ということだけです。
そして自分がその時々にできることを
淡々と粛々と続けていこうと思います。
この映画は馬を思う全ての方に
ぜひ見ていただきたいです。
そして感じたことをシェアできたら
嬉しいです。
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