ベルガモットの手作り入浴剤


今日はとても寒い一日でしたね。
暖房の部屋にいても寒気がするほど体が冷えてしまったので、久しぶりに重曹とクエン酸で入浴剤を作りました。


割合は2:1位ですが、塩を少し加える3:2:1のレシピがテレビで紹介されていたので、今日はその配合を参考にバスオイルを加えて作ってみました。

シュワシュワと湯の中で発生するガスが血流を促進して、入浴後も体温が保持されます。

今日はこれにベルガモット精油で香りをプラスしました。



ベルガモット:Citrus aurantium ssp. bergamia



アールグレイの香りづけに使われることでよく知られる柑橘類ですが、学名からもわかる通り、オレンジビター(Citrus aurantium ssp. amara)と同じ仲間です。
しかし成分はオレンジビターやオレンジスイートなどの柑橘類とはかなり異なります。


両者を含む柑橘類の多くがモノテルペン炭化水素のd-リモネンを90%以上含有するのに対し、ベルガモットはこの成分が25~40%
そしてエステル類の酢酸リナリルが25~45%、モノテルペンアルコールのリナロールが10~35%
これらはラベンダー・アングスティフォリアの主要成分でもあるので、ベルガモットは柑橘類でありながら、成分的にはラベンダー・アングスティフォリアと柑橘類の中間のような精油といえます。
座標の上でも鎮静と強壮の両方に位置するので、香りを用いて心理的にバランスを取る効果を期待できるでしょう。


日頃メディカルアロマをお伝えしていると、暮らしを楽しむアロマのお話はつい二の次になりがちですが、今日は久しぶりにベルガモットの芳香浴で、香りを楽しむアロマテラピーをゆっくりと味わいました。