馬のTタッチWS 2019秋(那須)

放牧場の馬たち
放牧場の馬たち

 

毎回楽しみにしているデビー・ポッツ先生による

馬のTタッチワークショップに参加しました。

 

すでに秋の恒例行事化しています。

 

今回も会場は那須トレーニングファームです。

 

今回の目標は、基本に立ち返り

 

「あらゆるワークの中、なぜこれを選ぶのか」

「馬にどのように作用しているか」

「馬のバランスはどうか」

 

 

 

 

馬がワンドに集中して落ち着いて歩いています
馬がワンドに集中して落ち着いて歩いています

 

Tタッチのリードとワンドでリーディング。

 

横木でラビリンスを組みます。

 

包帯のようなものは伸縮性のバンテージで

Tタッチではボディーラップと呼んでいます。

 

ラップの主な目的は、

体の前後を繋げたり

動物の体に意識を持たせたり etc.

 

「体への意識?」と思うかも知れませんが

馬は自分の体を意識できてないことが多く

結果、体をうまく使えずに運動や心身のアンバランス、

行動問題、怪我や痛みに繋がることも

少なくありません。

 

また、感情的な要因からくる行動問題

にもラップによるサポートは有効です。

 

 

 

 

 

 

リーディングする人間の呼吸と体のバランスも意識します
リーディングする人間の呼吸と体のバランスも意識します

 

馬の左右のバランスはどう?

 

止まるときに体の下に四肢がおさまっているか?

 

とても地味で一見分かりにくいのですが、

そのバランスを整えることが、

馬の心身や行動には大きな違いとなります。

 

 

 

 

 

 

 

これはテールワークです。

 

尾骨は頭蓋骨まで、脊椎を通して繋がっていますが、

馬のテールワークは骨格系へのアプローチだけでなく、

咬み癖など口が出やすい馬や感情の問題、

疝痛など、様々な症状や問題に効果があります。

 

 

 

 

カメラ目線バッチリなお馬さん。

 

乗っているのはSure Footというパッドです。

 

とてもシンプルな作りなのですが、

乗ってビックリ!

 

体内ではバランス調整が行われていて、

しばらくすると頭を下げてリラックスしたり……

 

どの足を、どれ位の長さ乗っているかは

全て馬に任せます。

 

 

 

 

 

広田龍馬さんをオフィスにお見かけして

一緒に写真を撮っていただきました。

 

WS開催初日にはいつもご挨拶をしてくださるのですが

「自分はお馬さん達とTタッチを続けてきた。本当にTタッチは素晴らしので、皆さんも続けてください」と素敵なお話をシェアしてくださいました。

 

毎回充実のTタッチワークショップ。

昼間は馬たちと、夜は仲間と楽しく過ごして、

あっという間に4日間が過ぎました。

 

また次回開催もすでに楽しみです。

 

 

 

 

 

 

Spirit にヘッドラップを巻くデビー先生
Spirit にヘッドラップを巻くデビー先生

 

【番外編】

 

笑顔のデビー先生と一緒に映っている

馬のぬいぐるみは、私が持参したものです。

 

まだ名前が無かったので

デビー先生に命名をお願いしたら、

間髪入れずに「Spirit」と!

 

スピリットとは、昔デビー先生の牧場で

生まれた仔馬の名前で、このぬいぐるみが

スピリットにそっくりだと言って

タブレットに保存してある写真を

見せてくれました。

 

実はスピリットは生まれてまもなく

脳に重篤な問題を抱えてしまい、

獣医師からも、ある程度以上は回復は

見込めない、と診断を受けたそうです。

 

しかしデビー先生は彼女を救いたい

一心であらゆることを試みて、

最後に行き着いたのがTタッチだったそうです。

 

愛馬スピリットを連れて参加した

9日間のTタッチWSが終わる頃には

スピリットは全く別馬になっていたそうです。

 

スピリットはデビー先生をTタッチの

世界に連れて行った馬。

 

そんな大切な名前をつけていただいて

とても嬉しく、ありがたいことです。

 

 

 

 

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流鏑馬とTタッチ

 

最近ご縁をいただいて、

流鏑馬で活躍する馬たちに

Tタッチをさせていただいています。

 

 

一年の中でも春から秋までは

流鏑馬が多く行われる季節だそうです。

 

 

彼らのお仕事は流鏑馬で走ること。

 

 

馬運車に乗って長距離を移動し

お仕事をする馬たちに

私ができることで関われるのは

とても有り難いことです。

 

 

 

私がうかがっている牧場は

道産子を中心に在来馬が暮らしています。

 

 

隠れ家的なプライベートな場所なので

馬たちの写真は控えますが

彼らは在来種らしい穏やかさがあり

側にいるだけでも癒やされます。

 

 

 

私が初めて流鏑馬を見たのは中学生の時でした。

 

 

地元の神社で行われた流鏑馬を見て

的を射る技術や走り抜ける馬の迫力に

それは驚いたものでした。

 

 

 

流鏑馬はもともと神事だそうですが

現在は日本の在来馬を残すために

流鏑馬を広める活動が行われているそうです。

 

 

様々な取り組みを通して

馬の素晴らしさを伝えている方々の

ご尽力には頭が下がります。

 

 

私も微力ながら馬たちにできることを

今後も続けていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

馬のTタッチWS 2019春(那須)③ 最終回

 

楽しい時間は過ぎるのが早くて、4日間のワークショップもあっという間です。

 

今回も多くの馬たちと様々なワークができて、そのどれもが心に残るものばかり。

 

中でも印象に残っているのが、前回も一緒にワークした写真の栗毛君とのボディーワークです。

 

 

 

 

 

この写真は、昨年クラブの方からご相談を受けてワークしたときのものです。

 

踏み台を怖がる、ゼッケンを載せる時に怖がるなどのお悩みがあったので、ボディーワークとリーディングをしたところ、すごく改善が見られました。

 

それから4か月が経つのでその後どうしているかが気になってデビー先生にお話したところ、二日目に馬房でのワークのお許しを頂きました。

 

 

お昼ごはん中の馬房にお邪魔して、タッチをしてみました。

 

昨年、反応していた頭の上へのタッチにも特に反応することなく受け入れてくれました(*^^*)

 

 

 

 

他の部分はどうかなぁ、と前肢に触れてビックリ!

 

これまでの経験と比較しても驚くほど冷たくて、血流がとても悪いことが容易にわかりました。

 

前腕から蹄まで、リフトや円のタッチ、オクトパスなど数種類のタッチをすると、興味深いことに、お腹がグルグルッと鳴りだしました。

 

 

その後、前肢は徐々に温かくなり、冷えのほとんどが改善しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

右の蹄冠(蹄の上)だけは冷たいままでしたが、あとは変化を見守ることにして馬房を出ました。

 

私が前肢にタッチをしたのはわずか数分ずつでした。

 

 

 

翌日様子を見に行くと、蹄冠も含め、肢全体の温度差がなくなり、自然な馬の体温になっていました。

 

 

その良好な状態は、私が東京に戻る直前まで続いていました。

 

 

 

馬の蹄には血管が通っていて「第二の心臓」と言われるほど、馬にとっては大切な場所です。

 

そして蹄の病気になると、最悪命に関わることも。

 

 

Tタッチは忙しい人にも最適と先生がおっしゃいますが、愛馬でなくても、クラブで手入れの時間に、できることがあるというのは嬉しいことです。

 

 

 

 

 

 

今回もTタッチの威力と、動物が自ら良くなる力に

 

感動しっぱなしの4日間でした。

 

 

いまから次回開催が楽しみでなりません(笑)

 

デビー先生、ご一緒した皆さん、そしてクラブの馬たち。

 

素敵な時間をありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

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馬のTタッチWS 2019春(那須)②

昨日に続き、馬のTタッチワークショップのお話です。

 

初級2日間が終わると、いよいよ経験者が参加できる中級(Beyond Basic)クラスになります。

 

 

これはビーラインというグラウンドワークです。

 

ロープを無口の下に通して、二人の人がワンドを使って馬を誘導します。

 

ロープは固定されていないので馬に力で影響を与えることはできません。

 

つまり馬は、二人の間を行ったり来たりできるわけで、その動きが蜂のようなのでビーライン(Bee Line)という名前がついたのだそうです。

 

馬はビーラインで歩くことで身体的なバランス感覚を養うだけでなく、自制心と自信を養うのにも効果的です。

 

リードする人間自体のバランスや体の使い方が大事になりますが、それと同時にコントロールの意識を手放すのにも役立ちます。

 

 

 

ハイ!

 

簡単なワークではないので、まずは人間同士で練習してから(笑)

 

人間:「どう? シグナル伝わる?」

 

馬役:「止まってって言ってる感じがする~」

 

などと互いにフィードバックしながらの練習はとても大事だし、勉強になります。

 

 

今回は新しいボディーラップも教えていただきました。

 

前半身と後半身を繋ぎ、腰にも意識を持たせ、腹部にもアプローチできる最強な感じの巻き方です。

 

テリントンTタッチの創設者、リンダ・テリントン-ジョーンズサンの妹で、リンダさんと一緒にTタッチを開拓してきたロビンさんが考案されたのだそうです。

 

日々進化するTタッチ、すごいです!

 

みんな巻き方を忘れないように上から下から斜めから、写真を摂りまくりです(笑)

 

そして今夜はこちら。

 

黒磯温泉「かんすい苑覚楽」へ。

 

ホテルの建物も内装も、そして檜の露天風呂も素敵な温泉宿です。

 

温まってまた明日に備えます(*^-^*)

 

 

ーつづくー

 

 

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馬のTタッチWS 2019春(那須)①

前半身と後半身を繋ぐボディーラップの8の字掛け
前半身と後半身を繋ぐボディーラップの8の字掛け

一年で一番楽しみにしているイベントがやって来ました。

 

デビー・ポッツ先生による馬のTタッチワークショップです。

 

今回も那須トレーニングファームにて。

 

ここは、シドニーオリンピックの日本代表選手、広田龍馬さん(障害馬術)の乗馬クラブで、広田さんご自身もTタッチの大ファン!!

 

ご自身の馬たちのトレーニングにも日々Tタッチを取り入れています。

 

ワークショップ初日には、お忙しい中お時間を割いてくださって、Tタッチの素晴らしさをお話してくださり、私たち参加者もデビー先生もワークショップの冒頭から感動してしまいました。

 

 

テールワークを行うデビー先生
テールワークを行うデビー先生

今回も多くの馬たちとワークしました。

 

Tタッチが素晴らしいのは、とにかく動物を観察して体と心のバランスを整えるためのワークを、動物のフィードバックを確認しながら動物と一緒に行うという理念です。

 

馬に乗る人達は、乗ったときに馬が扶助にしたがって運動できるか、障害を飛べるか、経路を踏めるか、といったことを重視しがちです。

 

しかしそれらを可能にするためには、ベースとして馬が地上でどれだけ心身が良いバランスであるか、体全体を柔軟に使えるか、自信と自制心を養っているかを無視することはできません。

 

そのためのグラウンドワークやリーディング、ボディーワークを、馬の受け入れや変化を見ながら一緒にワークします。

 

 

 

 

 

このお馬さん、頸がS字になっているの、わかりますか?

 

普通に止まると前傾して左前肢の上に頭が来るような、左重心の停止姿勢になってしまいます。

 

体のバランスは心のバランスに影響します(逆もしかり)。

 

この馬はいつもTタッチのワークに協力してくれていて随分と変化していますが、以前は神経質な面を見せていたそうです。

 

私も4か月ぶりに会いましたが、以前よりも落ち着いてバランス良く歩けるようになって驚きました。

 

 

今回は新しい道具の紹介もありました。

 

SURE FOOT という、馬が乗ってバランスを整えるサポートをするものです。

 

不思議なもので、短時間乗っただけでも馬の姿勢や歩様が変わるんです。

 

これには参加者もビックリ!

 

乗って感触を確認したりして皆で盛り上がりました(笑)

 

 

皆幸乃湯の露天風呂(写真はHPより)
皆幸乃湯の露天風呂(写真はHPより)

そして日が暮れるとこちらへ(*^O^*)

 

那須はまだまだ気温が低いので、夜は近くの温泉に出かけてリラックス~♪

 

また明日も楽しみです!(^^)!

 

 

ーつづくー

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馬のTタッチ・ワークショップ(那須)後編

Tタッチのアプローチのひとつに「ボディーラップ」があります。

 

体に巻く伸縮性のバンテージで、包帯のように見えるので「怪我?」とよく聞かれますが、いえいえ、そうではないのです。

 

百聞は一見にしかず、で自分に巻いてみると効果を実感……となるのですが、動物に自ら意識を持ってほしい体の部位に巻くことで、意識が弱くなっていた体の部分を再認識し、動く際に体を上手に使えたり、脚の運びが改善したり、恐怖心を和らげるといった効果が、ボディーラップにあります。

 

また、この写真の馬と同様多くの馬が首に緊張をためていますが、その緊張の緩和にも有効です。

 

 

この黒鹿毛さんは、馬場に出るととてもよく運動するそうですが、馬房に人が近づくと過剰に反応したり口が出たりするとのことで、クラブの方からご相談がありました。

 

まずはデビー先生による馬の顔相の観察です。

 

耳の形や付き方、額の幅、鼻面の形、口の形や長さ、鼻などに、その馬の性格が表れるので、それらを総合的に見てワークを行います。

 

また、昔から「名は体を表す」と言いますが馬も例外ではなく、名前の持つイメージや意味合いに馬の性質が近づくのだそうです。

 

名前を聞いたときに私たちが思い浮かべるイメージのエネルギーが動物に伝わるとのこと。確かに犬にも同じ事が言えるように思います。

 

なので、イメージが怖かったりネガティブだったりする場合は、改名するか、それが難しい場合はだれもが笑顔になるようなニックネームを付けてあげるとよいそうです。

 

命名って、大切ですね。

 

 

この栗毛さんも顔相をみながら、気になる行動にどうアプローチできるか、ワークに協力してもらいました。

 

彼は、脚立(踏み台)を怖がるという問題があり、観察をすると平均的な馬と比べて目が引っ込んでいるので、通常より視野の制限があることが想像できました。

 

実際、頭の周辺に近づくものに対してかなり過敏に反応します。

 

デビー先生の誘導で全員で観察して、この栗毛さんに何が有効か考えました。

 

私も中に入ってワークさせてもらいました。

 

タッチのアプローチから入り、頭部にラップを巻いて、自分の体の境界線を再認識させて、境界線の外側の世界には過剰に反応する必要はないことを知らせます。

 

次に馬場に出てグラウンドワークを行いました。

 

刺激に対して、過剰に反応する必要のない「許容範囲」を少しずつ広げて、脚立に近づけるように段階的にワークしていきました。

 

最終的には、当初お悩みだった状況をクリア!

 

この栗毛さんも自信が持てたことと思います。

 

私もこのワークの時にリーディングをさせていただき、とても勉強になりました。 

 

 

 

 

これは、私のリクエストでやっていただいたもので、馬がハミをどのように感じているのかを人間が体感するワークです。

 

もうこれを体験すると、随伴の大切さはもちろん、力強く手綱を使うことは出来ないと実感します。

 

もっともっと拳を柔らかくしなくてはと大反省(>_<)

 

頭絡があればできるので、とてもオススメの方法です。

 

 

こちらは、先輩プラクティショナーと偶然おそろいのTタッチポロシャツだったのが嬉しくて、ツーショットをお願いした、番外編写真です(笑)

 

あっという間の4日間のワークショップ。

 

まだまだ書き尽くせませんが、今回WSで学んだことを日頃の馬との時間や、動物たちとの時間にいかしたいと思います。

 

また来年3月の開催が今から楽しみです。

 

 

 

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馬のTタッチ・ワークショップ(那須)前編

Tタッチ・プラクティショナーコースから帰宅して中一日。

 

今度は那須へ向かいました。

 

目的は、「那須トレーニングファーム」で行われた馬のTタッチ・ワークショップへの参加です。

 

ここは、シドニーオリンピック日本代表の広田龍馬さんの乗馬クラブです。

 

広田さんもTタッチが大好きで、ご自身の馬にもTタッチを行っているそうです。

 

今回も広田さんやスタッフの皆さん、クラブの馬たちの協力を得てワークショップがスタートしました。

 

私が持っているのは、「ワンド(杖)」というもので、馬のTタッチには欠かせない道具です。

 

ドレサージュ用の白い長鞭ですが、グリップの所も全部白く、これを使ってリーディングします。

 

長鞭は通常、騎乗時に副扶助として用いますが、このワンドの使い方はちょっと異なります。

 

方向を示す、馬を褒める、馬の体に意識を持たせる、停止の合図などに使います。

 

白という色にも意味があって、馬が認識しやすいのだそうです。

 

写真の栗毛さんもちゃんと見ていますね。

 

このワンドと、Tタッチリードを使ってリーディングやグラウンドワークを行います。

 

 

この写真、馬に乗る方は私が右側からリーディングしているのにお気づきのことと思います。

 

これを乗馬クラブでやったら、すぐに先生に呼び止められますよね。

 

馬はいつも左からリーディングされて、左から乗られるので、体のあらゆる部分のアンバランスを生じやすいそうです。

 

この馬も左加重で、左前肢に上体を乗せるように立ち、首は左にカーブしていました。

 

馬も犬も、人間がいつも同じ側だけに立つと、その反対側の腰を痛めることが多いので、グラウンドワークで体のバランス改善を促すことはとても大切になってきます。

 

 

 

馬の体に巻いている包帯のようなものはボディーラップです。

 

伸縮性のあるバンテージを巻くことで、馬自身に自分の体を認識させ、体全体をちゃんと使えるように促します。

 

またボディーラップは反応性の高い馬に、過分に反応しなくてもいいことを体感させるのにも有効です。

 

Tタッチのグラウンドワークでは、横木で組んだラビリンスを使います。

 

体の柔軟性やバランスを養い、さらには自制心や自信を持たせることにもラビリンスは威力を発揮します。

 

「こんなの、効果あるの?」と思うかも知れませんが、脚の運びや姿勢、表情など、馬がどんどん変わっていくのがわかります。

 

これまでのWSでも驚くような変化を沢山見てきて、まるで魔法のように思えましたが、ワンドの名前の由来も、魔法の杖のようだから「鞭」ではなく「ワンド(杖)」と呼んでいるのだそうです。

 

 

 

ワンドとTタッチリードでのリーディングワークはソフトなシグナルでもちゃんと馬に伝わるので、馬とのコミュニケーションを実感できる魅力的なワークです。

 

リーディングしている写真を撮っていただくと、私はにやけていることが多いのですが、本当に楽しくて楽しくて、それがそのまま顔に出ているようです(笑)

 

普段クラブでのリーディングも立ち位置や体の使い方は意識していますが、Tタッチリードとワンドを使ったリーディングは出来ないので、ワークショップでのこの時間はまさに至福の時です。

 

 

後半に続きます。

 

 

馬のTタッチ・ワークショップ(岐阜)

先月のことになりますが、人生二度目の岐阜に行ってきました。

 

今回の目的は、岐阜市内の乗馬クラブで行われた馬のためのテリントンTタッチ・ワークショップです。

 

講師は、Tタッチ・プラクティショナーコースでも教えていただいている、デビー・ポッツ先生です。

 

今回、三年ぶりに再会できた方たちや、同伴動物のTタッチ・プラクティショナーコースのお仲間(先輩方です~)も多数参加されてて、和気あいあいの楽しいワークショップでした。

 

 

テーミングタイガーという方法で人馬双方の安全を整えます。
テーミングタイガーという方法で人馬双方の安全を整えます。

 

2日間クラブの馬たちと様々なワークを行いましたが、特に印象に残っているのが、写真の黒鹿毛くんとのワークです。

 

彼はとてもとても敏感で反応性が高く、好ましくない刺激に対しては素早く口が出るそうで、噛みつきへの対処をしながら連れてこられました。

 

引き綱も、いままで見たことがないような頑丈な作りで、参加者の緊張もちょっと高まります。

 

デビー先生が、「この馬へワークしたい人?」と尋ねると、私を含めて三人が手をあげました。

 

Tタッチ・プラクティショナーコースで一緒のYさんもそのうちのひとりでした。

 

 

 

 

だいぶリラックス。クラブの方(手前)の愛情に満ちたまなざしが印象的です。
だいぶリラックス。クラブの方(手前)の愛情に満ちたまなざしが印象的です。

 

三人で交代してタッチしましたが、最初のうちは、手の位置や立ち位置や、ほんの少しの変化に反射的に口が出ていました。

 

今までどんな経験をしてきたのだろうと考えると心が苦しくなりますが、気持ちをニュートラルにして観察を続けます。

 

初めはなかなか落ち着かずに敏感に反応していましたが、興味深いことに、タッチを背から後半身に移していくと反応が静かになりました。

 

さらに腰にタッチをすると口が大人しくなって頭も下がり、仙骨部と尻尾の付け根のタッチで、頭部と頸がさらにリラックスして目からも緊張が抜けていくのが見て取れました。

 

そしてYさんが尻尾へのワークを行うと、顔や体から更に緊張が抜けて目もトロンとして、開始前とは別馬のようになり、クラブの方も、今までこんな様子は見たことないと喜んでおられました。

 

 

 

Tタッチリードとワンドでグラウンドワーク。オレンジ色の背中が私です(笑)
Tタッチリードとワンドでグラウンドワーク。オレンジ色の背中が私です(笑)

 

彼がこのクラブへやってくるまでには、人との関わりにおいて彼の反応性と関係する背景があり、その結果「噛みつき馬」のレッテルを貼られたそうです。

 

しかし、生まれたときから噛みつく馬など一頭もいないはずです。

 

人間の望ましくない対応が馬の好ましくない行動を引き起こし、問題行動を作り出してしまうのでしょう。

 

一般的に、噛みつきなどの行動(=表現)だけに目を向けると、力や道具で止めさせることに意識がいきがちですが、馬自身も噛みつきたくて噛みついているわけでないでしょう。

 

ましてや、人間を脅かしたり、仕返しをしてやろうと思ってやっているわけではないはずです。

 

 

 

 

暑い中、馬も人も集中してがんばりました!
暑い中、馬も人も集中してがんばりました!

 

私がTタッチを好きな理由のひとつは、動物たちをそれぞれ唯一無二の存在として向き合い、先入観なく観察し、気になる行動や問題があれば、力や嫌悪刺激で強制するのではなく、どうしたらともに安全に調和的に関われるか、その可能性を動物と一緒にさぐるところです。

 

今回三人でワークしたこの馬も、様々なシグナルで意志を伝え、コミュニケーションしていることに気づきます。

 

その言葉無き対話を通したワークは、私たちが彼らに何かをしてあげるのではなく、動物との共同作業であることを、今回のワークでも実感させてもらいました。

 

ワンドは鞭ではなく、手の延長。馬を褒めたり方向を示したり……  今回マイワンドをゲットできてご機嫌な私です(笑)
ワンドは鞭ではなく、手の延長。馬を褒めたり方向を示したり……  今回マイワンドをゲットできてご機嫌な私です(笑)

 

ワークショップ終了後、一緒にワークした仲間と、この学びの機会を与えられた喜びを共に味わい、感動を共有しました。

 

本当に動物からは学ぶことばかり。

 

癒やしたいと思いつつ、癒やされてばかりです。

 

猛暑の中でのワークショップでしたが、動物を愛する仲間と一緒に参加できたこと、そして馬たちがつきあってくれたことに心から感謝です。

 

この学びをクラブの馬とのコミュニケーションに、そして今後の馬や動物たちとの関わりに活かしたいと思います(*^-^*)

 

 

カラスの被害?

あまりいい印象を持たれていないカラスたち。

 

住宅地では生ゴミを漁ってゴミ集積所を散らすことから、私の住む町でもカラス除けネットは必須になっています。

 

くちばしから尾の先まで全身真っ黒なその姿に、害鳥のイメージを持っている人は少なくないでしょう。

そんな彼らにも、新たな命を育む季節がやってきました。

 

この時期は巣作りに励むカラスの姿を見かけるようになります。

 

せっせと小枝を集めては、くちばしで器用に組み上げていく彼らの本能には本当に関心します。

最近のカラスは巣作りもたくましくて、材料にはワイヤーハンガーからプラスチックの園芸資材まで使われているそうです。

 

これらは巣の土台を組むのに人気の素材だそうですが、中にはどこから失敬してくるのか、車のワイパーのゴムまで使われていることがあるそうです。

 

さすがに車の持ち主はショックなことと、心中お察しします。

 

実は私の身近なところにも、巣作りの被害に遭っている方たちがいるのです。

乗馬クラブの馬たちです。

 

春先にクラブで見かけるカラスはよく、長い糸の束のようなものをくわえているのですが、そう、馬のたてがみです。

 

その調達ぶりがすさまじく、繋ぎ場に繋がれている馬の首に遠慮無くのっかり、くちばしでたてがみをくわえると、そのまま引き抜いていくのです。

 

馬も、生えているたてがみを抜かれるわけですから、たまったものではないはずです。

 

しかし不思議なもので、不快感を示してすぐさま反応する馬もいれば、中にはぼぉ~っとして(いるのかは不明ですが)、抜かれるがままの馬もいるのです。

 

カラスの巣は、枠組みの部分はしっかりした材料が使われ、卵が触れる部分、つまり雛たちの布団になる部分は動物の毛などが使われるそうです。

 

馬のたてがみや尻尾はホースヘアと呼ばれて、これで織られたバッグは高級品として大人の女性に人気ですが、馬から直に取ったフレッシュなホースヘアの巣は、生まれたての雛たちに素敵な寝心地をもたらしているのかもしれません。

 

被害にあった馬にとってはたまったものじゃないでしょうけれど、カラスも子どもたちのために必死。

 

馬は繋がれているので不利な立場ですが、自然界の営みを考えると、直に失敬は遠慮願いたいとしても、抜け毛ぐらいは提供してあげたい気持ちになります。

 

そんなことを考える、春の一日です。

 

 

 

 

 

 

 

引き馬

今月は何やら月初から忙しくて(確定申告もあったりして)乗馬に行けず、ちょっとフラストレーションを感じていましたが、先日久しぶりに一日休みが取れたので、すかさずお馬のもとへ♪

 

三週間ぶりの騎乗は、まだ6歳の若きイケメンホース。


目はクリッと愛らしく、いつも大人しくて馬装にも協力的で、反撞も小さくて初心者に好かれるタイプですが、鞍上でちょっとでもバランスを崩して手綱に頼ったり、座る位置が悪かったりするとすぐに常歩に落ちたり止まったり。

 

過去2回の騎乗でも毎度デリケートな反応で、45分のレッスンを円満には乗せてもらえず、拳が固いと即座に反応し、手綱が詰まると耳をキューーっと絞って首を上げてしまう。

配馬表を見ると、先月まで付けていたマルタンガール(馬が頭を上げるのを防ぐ補助具)をめでたく卒業したようで、嬉しい反面ちゃんと乗れるかちょっと緊張しました。

 

しかしこうしてブログにアップしたのは、「今日はうまく乗れました!」という明るいニュースではなく、引き馬の感触が前と違うかも……、という印象を備忘録的に書き留めておきたかったという訳なのです。

 

 

というのは先日、ある馬の講習会で正しい引き馬の仕方(仔馬をどう引き馬に慣れさせるか)をビデオで見る機会があり、それを見て、以前参加した馬のTタッチ・ワークショップで、引き馬の際に人間の立ち位置と誘導のための体の使い方を教わったのを思い出し、さらに今月の新潟のセミナーで勉強し直した動物のリーディングを思い出し……

 

つまり自分の引き馬がダメダメである、と思い至ったという訳です。



 

実は前にこの馬に乗ったときも、繋ぎ場から出てはくれたものの、乗り場に行くまでに何回も止まってしまったり、乗り場で停止してくれなかったりと、下手なリーディングのせいで馬にストレスをかけてしまったことがありました。

 

そこで今回はTタッチで習ったことを思い出して、意識して引き馬を試みました。
ワンドがあればよいのかもしれませんが、贅沢は言えません。
立ち位置は馬から離れすぎず、近づきすぎず、体の向きを考え、手足が先に行くのではなく体の中心から誘導。

目線は行く方向へ。

そして、馬が前進するときは重心を前に移動させてから前肢を一歩出すのでそれを待つ(これは新潟のヒツジ先生から教わったこと)。


すると手綱を引っ張らなくても、もちろん鞭を使わなくても、すぅーっと滑り出すように繋ぎ場から出て、そして程よく並んで歩いてくれるではありませんか~(^o^)

 

デビー先生がいつも、「ダンスするように」と表現されるのですが、すっかり疑似体験した気になりました~ヘ(^o^)/

 


引き馬についてクラブで丁寧に習う機会はあまり多くないと思いますが(足踏まれないようにとか、道草食われないようにとか、馬繋場に入れるときは立ち止まらないようにとか位?)、引き馬(リーディング)には馬(動物)とのコミュニケーションの基本があるように感じています。


 

次回も、そして他の馬でもうまくできる自信は全くありませんが(笑)、とても勉強になった今回のリーディングでした。

 

 

お馬先生、ありがとうございました(*^-^*)

 

 

 

 

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

 

新年いかがお過ごしでしょうか。

 

 

 

私の2018年は、馬で始まった年明けとなりました。

 

良いお天気に恵まれた元旦の乗馬初め。

 

澄んだ空の下、クラブハウスから馬場を眺めながらこの一年のことを考えていました。

 

 

 

乗馬のこと、動物のこと、セッションのこと、勉強のことetc.

 

今年もこういった事に集中している内にあっという間に時間が過ぎていくのだと思いますが、とても大切なこれらで日常が埋め尽くされるのは幸せなことだなぁ、と思います。

 

今年も日々を楽しみながら、味わいながら過ごしたいと思います。

 

 

 

皆さまにとって2018年が健やかで充実した一年となりますように願っています。

 

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

乗馬ライセンス

10月も終わろうとしていますが、ブログ更新がすっかり遅れ、気づいたら今月初投稿でした。

 

ブログをサボって何をしていたかというと、時間を見つけては馬のお尻を追いかけておりました(^^ゞ

 

というのも体験乗馬が引き金となり、長年封印していた馬への想いが一気にはじけ、頭の中は馬・馬・馬の今日この頃……

 

 

 

さて、タイトルの「乗馬ライセンス」ってご存じですか?

 

全国乗馬倶楽部振興協会が乗馬普及のために設けた制度で、長~い乗馬ブランクの間にこんな資格が出来ていたとはビックリ!

 

5級や4級は、短期取得コースを設けているクラブも多く、「ライセンス◯級で外乗に出られますよ~」「履歴書に書けます」等々この資格、乗馬の裾野を広げるために一役買っているようです。

 

 

 

一方、私の通っているクラブには短期取得コースは無く、ライセンス取得がレッスンカリキュラムに組み込まれていて、そろそろ上のクラスに移ってもOKとインストラクターが判断すると、

 

「ライセンス試験を受けて下さい」

 

と告げられて受験します。

 

 

ということで、先日5級試験を受けました。

 

……と言うのもお恥ずかしくて、5級は誰でも受かるレベルで、「馬に乗れます」って人様に言えるのは最低3級以上という噂です。

 

試験は筆記と実技がありますが、私のクラブでは実技試験は通常のレッスン中に行われます。

 

乗る馬も当日知らされ、他の(受験しない)生徒さんと一緒に、常歩、速歩、軽速歩……、といつも通りに乗っている間に評価され、合否が決まります。

 

評価は、「姿勢・扶助・バランス」がそれぞれ10点満点で、その平均が実技の点数となります。

 

私は、8・8・9で8.3点。

 

5級レベルだと、これがいいのかどうなのかよくわかりませんが、バランスが一番良かったのはちょっと意外です。

(ボディートーカーとしてはバランスが良いのは嬉しい限り、……って意味が違いますが(^_^;)

 

 

 

そんなこんなで、先日新しいクラスに上がりました。

 

新しいクラスでの初騎乗は、初めて乗る6歳の騸馬。

 

馬房で無口を付けるところから一苦労して、馬場でも課題満載。。。(T_T)

 

早速、黒鹿毛先生に良い洗礼を受けました(^^;)

 

どうやら今度のクラスは長~~いおつきあいになりそうです。

 

 

 

 

 

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乗馬初心者アイテム

またまたイメージ写真。現実とはほど遠い……
またまたイメージ写真。現実とはほど遠い……

先日の体験乗馬(全3回の初心者レッスン)は落馬することもなく無事に終了しました。

 

前回も書きましたが私が乗っていたのは大~昔。

 

乗馬を始めた時、時代はまだ昭和でした(笑)

 

それから馬との関わりは紆余曲折有り(その話はまた改めて……)、乗馬から離れて四半世紀以上が経ちました。

 

つまり今回、それはそれは久しぶりに乗馬クラブの門をくぐった訳です。

 

最近の乗馬クラブ事情は四半世紀を経て随分と変わっていて、各クラブの多様性と敷居の低さに良い意味でカルチャーショックを受けました。

 

そして、初心者でも安全に乗れるようなアイテムの登場には感動!

 

今日はそのお話を。

 

 

 

 

 

まずは、安全のためのエアバッグ式ベスト。

 

右前身ごろの膨らみにガスボンベが入っています。

 

馬に乗ったらボンベにつながっている紐をサドルホルダーに留めるのですが、馬上でバランスを崩して体が馬から離れると(落馬)繋いでいた紐が引っ張られてボンベの栓が抜け、車のエアバッグのようにベストが膨らむ仕組みになっています。

 

つまりもし落馬しても、首や胸、背骨、腰などが衝撃から守られるというわけです。

 

昔はこんな安全ベストは見たことなかったのでビックリ!

 

若い頃は落馬しても案外平気なものでしたが、体が硬くなり反射神経も怪しくなった今では打撲だけでは済まないかもしれません。

 

このベストはお客さんに安全に乗ってもらいたいクラブ側にとっても、乗馬普及に一役買っていることでしょう。

 

 

 

 

もうひとつはカバー付き鐙(あぶみ)です。

 

通常の鐙は足を乗せるところが幅数センチ程度で、鐙を履く時は「つま先を引っかけるように」とか「足の指の付け根あたりで履くように」などと言われます。

 

ところが脚が安定しない初心者は、馬が動き出すと振動で鐙が外れたり、逆にズボッと足首まで入ってしまったり……

 

私は昔も鐙を履くのが下手でしたが、今回初めて履いたこのカバー付き鐙は安定感があってとっても楽チン♪

 

もちろんベタッと履かずに一般的な鐙と同じように履くのが理想ですが、あの ”足首までズボッ” の心配がないだけでも初心者は怖さ半減です。

 

私、ずーっとこの鐙でいいかも~、なんて半分本気で思ったりしてます。ハイ !(^o^)!

 

 

 

初めて馬に乗ると、その高さにビックリして馬上で緊張するものですが、こういう初心者アイテムがあると心強いですね。

 

かく言う私もこのお助けアイテムのお陰で、超ブランクの緊張感も少し和らぎ、お陰で楽しい体験乗馬となりました。

 

 

 

 

体験乗馬①(再開1鞍目)

この馬はイメージです。写真撮る余裕もなく~(^^;
この馬はイメージです。写真撮る余裕もなく~(^^;

昨日つぶやいた通り、体験乗馬に行ってきました。

 

今日は埼玉方面の乗馬クラブへ。

 

車齢18年の ”リバ爺” こと日産リバティーで乗り付けた庶民の私は、駐車場の車が外車だらけでないことにちょっとホッとしながらクラブハウスへ。

 

まずはお茶をいただきながら、書類に必要事項を書き込みます。

 

一通り説明を受けて着替えを済ませ、ブーツやヘルメットなど、必要な道具をお借りして準備OK。

 

体験乗馬のため、今日はスタッフの方(たぶん20代の、とても感じのいい女性)が、付きっ切りでお世話をしてくれました。

 

そして本日教えていただく男性インストラクターの先生も、これまたお若い。

 

 

このお二人が、

「田仲さん、経験者なので……」的におっしゃるので間髪入れずに、

「いえいえっ、皆さんが生まれる前のことですから!!」と、事前情報を訂正(汗)

 

経験どころか、年齢分の体力低下と反射神経の衰え、そして日頃の運動不足も加わって、悲しいかな大昔の乗馬経験なんて、とうにリセットされています。

 

 

 

さて、本日乗らせてもらった馬は、普通よりも大きめの、おじいちゃんサラブレッド。

 

性格は穏やかでされるがまま男君的なところもあるそうですが、隣に繋がれている金髪の牝馬がお好き♡という微笑ましい情報まで(^^)

 

この馬は重めだけど反動は大きいと聞き、大丈夫かしら私? と、いよいよ緊張も高まっていきます。

(初回の体験者に割り当てるのだからきっと大丈夫、と自分に言い聞かす……) 

 

 

今日は初心者班というグループレッスンにまぜていただきました。

 

人数は計3名で、私は前後を会員さんに挟んでいただき安心の初心者ポジションです。

 

 

 

いよいよ常歩でレッスンが始まると、私の馬の進みがよくないために早速鞭の指示が……

 

「ペシ……」

 

超久々でうまく入らず(できれば使いたくない意識も働き……)、二度、三度やり直すと、

 

「パチンッ!」

 

とようやくそれらしい音がしました。

 

すると、まるでアイドリングが終わったかのような、前に進む感じが伝わってきました。

(あー、なんか、こんな感じだったかも……?)

 

 

その後、常歩のまま立って座っての軽速歩練習に続き、速歩→軽速歩と、レッスンの進みの早さに、元々そんなに上手だったわけでない私はもう思考停止です。

 

昔どうやって乗ってたっけ? というより、私本当に乗ってたのだろうかと、内心苦笑い、顔は引きつりながら、必死に反動にあわせて、イッチニ、イッチニ、と軽速歩(風)を頑張りました。

 

 

途中先生は、「もし出来たらサドルホルダー(※)から手を放してみましょう」とおっしゃるのですが、ムリ~!

  

サドルホルダーは既に命綱となっていました。

 

 ※鞍に取り付ける持ち手。バランスが不安定な初心者お助けアイテム 

 

 

30分のレッスンは必死さも加わってか、あっという間に終了。

 

下馬の前に先生から各人に改善点などが告げられます。

 

騎乗中は頭で分かっていても、余裕がなくて意識できなかったりするので、総括してもらえるのはありがたいです。

 

 

ちなみに私へは、超ブランク&体験レッスンということもあり、暖かいねぎらいの言葉に続いて、

 

・目線が落ちる→姿勢が崩れるので、馬を見ずに前を見ましょう

 

・鞭は指示を待たずに自分で入れてみて、馬の反応で鞭の要不要の感覚をつかんでいきましょう

 

あとは、脚を使うことや、他にもあった気もするのですが、すでに忘却の彼方です。先生ゴメンナサイ。

 

 

それからレッスン中に、ガニ股にならないようにつま先を前に向けて膝を鞍につけるように注意されましたが、これは昔もよく指摘されたのを思い出しました。

 

乗り方は忘れても、良くない部分はやはりそのまま残っているものですね。

 

 

 

そんなこんなで汗だくになりながらも、先生の的確な指示とサドルホルダーと馬の気性のお蔭で、ン十年振りの乗馬はなんとか無事に終えることができました。

 

そして漏れなく、足の筋肉痛と、なるはずのない肩凝りのお土産もついてきましたとさ(^_^;)

 

あー、でもやっぱり乗馬って楽しい~(≧▽≦)

 

 

 

 

 

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久しぶりの

先月から今月にかけて、生活のリズムを取りづらくて密かに苦悩していますが(←大袈裟ですが💦)、ここ数日は少々ご機嫌に過ごしています。

 

というのは、迷いに迷っていましたが、明日は久しぶりにとっても楽しみなイベントを自分に用意しました。

 

嬉しさを通り越して、ちょっと緊張すらしています。

 

 

そうなんです!

明日はすごーーーーく久しぶりに乗馬をしに行きます。

 

学生時代には少し乗っていた経験があるのですが、すでにン十年前(;^ω^)

 

そんな超が付くほど久しぶりなので、ちゃんと乗れる自信は全くありません。

 

でも初心者向けの体験乗馬を申し込んだので、きっと大人しくて乗りやすい馬に乗せてもらえるハズと期待しています。

 

なのであまり心配せずに、せっかく久しぶりの乗馬なので、楽しんで来ようと思います。

 

行って来たらまた様子をアップしますね。

 

落馬しないように、イッテキマス(^^)/

 

 

 

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